Googleは2026年10月8日(公式の更新履歴の日付)、Gemini APIのFlash系2モデルの非推奨化と自動切り替え、Deep Researchの旧エージェントの停止を発表しました。10月6日には画像生成モデルの非推奨化も案内しています。2026年10月18日時点のDeprecations(非推奨・停止予定)ページをもとに、直近の対象と移行先を整理します。
この記事の要点
- 公式表の日付は「最も早い停止日」です。正確な停止日は利用者へ事前に通知されます。
- 10月22日はVeo 3.1系の3つのプレビューと
gemini-omni-flash-previewが対象です。 - 旧Deep Researchは10月23日が掲載され、移行には
agentパラメーターの変更が必要です。 - 11月17日はTTS(テキストから音声を生成する機能)とLive APIの計5モデルが対象です。
- Flash系の自動転送、画像モデルの停止日未定、2.5系の利用制限は、それぞれ異なる扱いです。
何が発表されたか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | Gemini APIのモデルと管理対象エージェント |
| 確認時点 | 2026年10月18日時点の公式Deprecationsページ |
| 非推奨の意味 | サポート終了と、近い将来の停止を告知すること |
| 停止の意味 | モデルが完全に停止し、エンドポイントが利用できなくなること |
| 日付の読み方 | 掲載日は最も早い停止日。正確な日は事前通知 |
| 直近の対象日 | 2026年10月22日・23日、11月17日 |

掲載日を一律に確定した停止日として扱わない点が重要です。公式ページは、表の日付をモデルが停止する可能性のある最も早い日と説明しています。一方、旧Deep Researchについては10月8日の更新履歴でも10月23日に停止すると案内されています。表の共通の注意書きと個別の告知をあわせて確認してください。
10月22日・23日と11月17日の対象一覧
10月22日:Veo 3.1系とOmniのプレビュー
次の4モデルはいずれも、最も早い停止日として2026年10月22日が掲載されています。公式の推奨移行先は共通です。
| 対象モデル | 推奨移行先 |
|---|---|
veo-3.1-lite-generate-preview |
gemini-omni-1.1-flash |
veo-3.1-generate-preview |
gemini-omni-1.1-flash |
veo-3.1-fast-generate-preview |
gemini-omni-1.1-flash |
gemini-omni-flash-preview |
gemini-omni-1.1-flash |
移行先のgemini-omni-1.1-flashには停止日は発表されていません。参照した公式情報には、この4モデルから移行する際のリクエストの互換性や料金差の説明はありません。
10月23日:旧Deep Researchエージェント
Deep Research(情報収集と統合を行うエージェント)のdeep-research-pro-preview-12-2025は、最も早い停止日が2026年10月23日です。Deprecationsの推奨先はdeep-research-preview-04-2026で、更新履歴はMax版も移行先として案内しています。
| 移行先エージェント | 公式の説明 |
|---|---|
deep-research-preview-04-2026 |
速度と効率を重視。画面への逐次配信に適する |
deep-research-max-preview-04-2026 |
情報の自動収集と統合で網羅性を重視 |
変更するのはinteractions.createリクエストのagentパラメーターです。旧エージェント名を上記のいずれかに置き換えます。モデル名の変更とは区別して、エージェントを指定する箇所を確認してください。移行先の2つには停止日は発表されていません。
11月17日:TTS・Live系の5モデル
音声分野では、次の5モデルに最も早い停止日として2026年11月17日が掲載されています。TTSとLive APIでは推奨先が異なります。
| 対象モデル | 推奨移行先 |
|---|---|
gemini-3.1-flash-tts-preview |
gemini-3.8-flash-tts または gemini-3.8-flash-lite-tts |
gemini-2.5-flash-preview-tts |
gemini-3.8-flash-tts または gemini-3.8-flash-lite-tts |
gemini-2.5-pro-preview-tts |
gemini-3.8-flash-tts または gemini-3.8-flash-lite-tts |
gemini-3.1-flash-live-preview |
gemini-3.8-live |
gemini-2.5-flash-native-audio-preview-12-2025 |
gemini-3.8-live |
9月22日の更新履歴では、gemini-3.8-flash-ttsは声の再現性や表現、方言、長い複数ターンの安定性を重視するモデルと説明されています。gemini-3.8-flash-lite-ttsは速度とコスト効率を重視し、大量処理やリアルタイム音声エージェントの処理の連携に向けたモデルです。上記のTTSとLiveの移行先には停止日は発表されていません。
10月8日のFlash系は停止ではなく自動切り替え
10月8日の更新履歴では、gemini-3.7-flashとgemini-3.5-flashが非推奨になりました。Google AI Studioでは選択できなくなり、APIへのリクエストは後継モデルへ自動的に転送されます。Deprecationsはエンドポイントを停止しないと明記し、停止日欄を「N/A」としています。
| 旧モデル | APIの自動転送先 |
|---|---|
gemini-3.7-flash |
gemini-3.8-flash |
gemini-3.5-flash |
gemini-3.6-flash |
公式は、リクエストで指定するモデル名も更新するよう案内しています。gemini-3.5-flashからの変更では、gemini-3.6-flashのほかgemini-3.8-flashも選択肢です。ただし、自動転送先はgemini-3.6-flashです。手動で選べる移行先と、現在の転送先を混同しないようにしてください。
画像モデルの停止日未定と、先の日程
10月6日の更新履歴では、画像生成モデルのgemini-3.1-flash-imageが非推奨になり、gemini-nano-banana-2.1への移行が案内されました。停止日は未発表です。「非推奨になった日」と「使えなくなる日」は同じではありません。
| 対象モデル | 最も早い停止日 | 推奨移行先 |
|---|---|---|
gemini-3.1-flash-image |
未発表 | gemini-nano-banana-2.1 |
gemini-2.5-flash-image |
2027年3月15日 | gemini-3.1-flash-lite-image |
gemini-3.1-flash-lite |
2027年5月7日 | gemini-3.5-flash-lite |
gemini-embedding-001 |
2028年5月14日 | gemini-embedding-2 |
このほか、gemini-3-flash-previewはgemini-3.6-flash、lyria-3-pro-previewはlyria-3.5が推奨先として掲載されていますが、停止日は未発表です。移行先の記載があることだけで、停止日まで決まったとは判断できません。
2.5系は新規利用の制限と停止予定を分けて確認
9月18日の更新履歴とDeprecationsの注意書きは、2.5系へのアクセスを、過去に積極的に利用していたユーザーに限定すると説明しています。この案内では、対象モデルは非推奨ではなく、追加の通知があるまでAPI提供を続けるとしています。新規プロジェクトにはgemini-3.5-flash-liteまたはgemini-3.8-flashの利用を案内しています。
表ではgemini-2.5-pro、gemini-2.5-flash、gemini-2.5-flash-liteの停止日は未発表です。一方、2.5系の名前を含む音声プレビューや画像モデルには、上記の個別日程があります。「2.5系は継続提供」という説明を、すべての派生モデルに当てはめないことが大切です。過去の積極的な利用を判定する具体的な基準は、参照した公式情報には書かれていません。
利用者・開発者が確かめること
- 利用中のモデル名を一覧と照合し、10月22日・23日、11月17日の対象が含まれるか確認します。
- 日付は最も早い停止日として把握し、正確な停止日の事前通知と個別の更新履歴を確認します。
- 旧Deep Researchは
interactions.createのagentを、速度重視または網羅性重視の移行先へ変更します。 - 自動転送中のFlash系は転送先を確認し、公式案内に沿って指定モデル名も更新します。
- 2.5系は既存利用の条件と個別の停止予定を区別し、新規プロジェクトには公式が案内するモデルを確認します。
関連する更新は、Gemini更新履歴でも確認できます。


