ChatGPTやClaudeがWebを検索して答えるとき、裏ではどの検索エンジンが動いているのでしょうか。主要な7つのAIについて、公式発表・ヘルプ・開発者向けの文書と報道を調べ、年表にまとめました。根拠が公式なのか、報道なのか、公表されていないのかも分けて示しています。
結論:今回調べた主要AI 7サービスでは、自社の検索エンジンを持つのはGoogleとMicrosoftだけ
- Gemini(Google検索)とCopilot(Bing)は、自社の検索エンジンを使っています。
- ChatGPTはBingなど外部の検索提供元と組みつつ、自社のクローラー(OAI-SearchBot)も動かしています。
- ClaudeはBrave Searchを使っていると報じられています。Anthropicは公式には提供元の名前を出していません。
- Meta AIは2023年にBing、2024年にGoogleも使い始めました。今のMeta AIで何が使われているかは、確認できた範囲では公表されていません。
- Perplexityは自社のインデックス(数千億ページ規模)を持っています。Grokは提供元を公表していません。
AIごとの検索エンジンの推移

目次
年表と根拠
根拠の「公式」は会社自身の発表や文書、「報道」は報道機関の記事、「非公開」は会社が提供元を明らかにしていないものです。
| 日付 | AI | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 2023年2月6日 | Gemini(当時Bard) | Webの情報を使って答えると発表。現在のGemini APIにも「Google検索によるグラウンディング」がある | 公式(Google公式ブログ、Gemini API 文書) |
| 2023年2月7日 | Copilot(当時の新しいBing) | Bingの検索結果とOpenAIのモデルを組み合わせると発表 | 公式(Microsoft公式ブログ) |
| 2023年5月 | ChatGPT | BingがChatGPTの既定の検索エンジンになった | 報道(The Decoder) |
| 2023年9月27日 | Meta AI | Bingとの検索提携で最新の情報を使うと発表 | 公式(Meta公式) |
| 2024年4月18日 | Meta AI | GoogleとBingの両方の検索結果を使うように | 報道(TechCrunch) |
| 2024年10月 | Meta AI | 自社の検索エンジンを開発中と報じられる | 報道(Social Media Today(The Information の報道を紹介)) |
| 2024年10月31日 | ChatGPT | ChatGPT searchを開始。外部の検索提供元と組む。ヘルプではMicrosoftとShopifyを案内 | 公式(OpenAI公式、OpenAI ヘルプ) |
| 2025年3月20日 | Claude | Web検索の機能を開始(提供元は書かれていない) | 公式(Anthropic公式) |
| 2025年3月21日 | Claude | Brave Searchが使われていると報じられる | 報道(TechCrunch) |
| 2025年8月11日 | (業界全体) | MicrosoftがBing Search APIの提供を終了 | 公式(Microsoft Learn) |
| 2025年9月 | Perplexity | 自社インデックスを使うSearch APIを公開 | 公式(Perplexity公式ブログ) |
| 日付なし | Perplexity | 自社クローラー「PerplexityBot」で検索結果用の情報を集める | 公式(Perplexity 文書) |
| 現在 | Grok | Web検索とX検索の機能はあるが、Web検索の提供元は書かれていない | 非公開(xAI 文書) |
| 現在 | Meta AI(Muse Spark) | 今使っている検索の提供元は、確認できた範囲では公表されていない | 非公開 |
仕組みで分けると

| AI | 検索の仕組み | 根拠 |
|---|---|---|
| Gemini | Google検索 | 公式 |
| Copilot | Bing | 公式 |
| ChatGPT | Bingなど外部+自社クローラー | 公式 |
| Claude | Brave Search | 報道 |
| Meta AI | Google+Bing(2024年4月時点) | 報道 |
| Perplexity | 自社インデックス | 公式 |
| Grok | 不明 | 非公開 |
根拠の内訳
年表の14項目のうち、公式に確かめられたのは8項目です。4項目は報道、2項目は公表されていません。

マーケターにとっての意味
AIの答えに自社サイトを出したいなら、Googleだけでなく、Bingや各社のクローラーにもきちんと読まれていることが大切です。Bing Webmaster Toolsへの登録や、robots.txtでOAI-SearchBotやPerplexityBotを止めていないかの確認から始めるとよいでしょう。
調査の方法
- 各社の公式発表、ヘルプ、開発者向けの文書を優先して使い、公式の情報がないものは報道で補いました。
- 日付は発表元の現地時間です。確認日:2026年10月17日。
- 各社は検索の提供元を予告なく変えることがあります。
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