レンタルサーバー各社の今夜のメンテナンス一覧 理由にPHPを明記したのはKAGOYAとロリポップ!

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2026年10月21日(水)の夜から22日(木)にかけて、国内のレンタルサーバー各社が相次いでメンテナンスを告知しています。同じ21日の夜(日本時間)には、PHPの重大な脆弱性を直す修正版(PHP 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35)が公開されました(PHPの脆弱性の記事)。ただし、各社のお知らせを見ると、理由としてPHPの脆弱性を明記しているのはKAGOYAとロリポップ!で、ほかの会社は「システムの保守作業」「セキュリティ向上」などと書くにとどまり、PHPとの関係には触れていません。10月22日7時20分の時点で各社の公式ページに載っている内容を、表にまとめました。

この記事の要点

  • ConoHa WINGとお名前.comのレンタルサーバーは、10月21日19時から22日10時まで、同じ文面で「システムの保守作業」のメンテナンスを行っています。一時的に接続できない、またはサービスを使えないことがあるとしています。
  • さくらのレンタルサーバは一部のサーバーで再起動を伴うメンテナンスを行い、ウェブメールやファイルマネージャなども22時から止めています。エックスサーバーは16時から管理画面などを止めており、22日7時20分の時点でもまだ再開していません。ロリポップ!も21日から緊急メンテナンスに入り、ユーザー専用ページなどが使えなくなっています。
  • CORESERVER・XREAとカラフルボックスは、22日0時以降に全サーバーを順に更新し、10分ほどつながりにくくなることがあるとしています。XREAは22日0時50分に完了しました。mixhostは21日18時にサーバーの作業を終えたあと、22時10分からマイページへのアクセスを止めています。
  • 理由としてPHPの脆弱性を明記しているのはKAGOYAとロリポップ!です。KAGOYAはPHP 8.2〜8.5を使っている人には、21日に公開予定だった修正版を確認したあと順にアップデートするとしています。ロリポップ!は、修正版の公開に先立つ予防措置としてメンテナンスを行っているとしています。
  • 自分のサーバーが対象かどうかは、契約しているサーバー会社の管理画面やお知らせで確かめましょう。メンテナンスの時間帯は、サイトの更新作業や設定の変更を避けたほうが安心です。
目次

各社のメンテナンス一覧

10月22日7時20分の時点で、各社の公式ページに載っている内容です。時刻はすべて日本時間です。「理由」の列は、各社のお知らせの書き方どおりにしています。

会社・サービス日時止まるもの・影響理由の書き方出典
ConoHa WING10月21日(水)19時〜22日(木)10時(終了時間は前後することがある)一部サーバーで、一時的に接続できない、またはサービスを使えないことがある「システムの保守作業」。PHPには触れていないConoHa WING
お名前.com レンタルサーバー(ベーシック・RSプラン・AIホームページパック、共用サーバーSD、ホームページエディター)10月21日(水)19時〜22日(木)10時(終了時間は前後することがある)一部サーバーで、一時的に接続できない、またはサービスを使えないことがある「システムの保守作業」。PHPには触れていないお名前.com
さくらのレンタルサーバ・マネージドサーバ(一部のホスト)10月21日(水)13時〜22日(木)8時など。ホストごとにお知らせが分かれている。例に挙げたお知らせ(2026年10月20日掲載)は、21日22時30分に「完了」と更新された数分から30分ほど、ウェブ、メール、FTPなどサーバーにつながらない時間がある「再起動を伴うシステムメンテナンス」。PHPには触れていないさくら(例)/一覧
さくらのレンタルサーバ・マネージドサーバ(一部の機能)10月21日(水)17時から。終わりの日時は未定ステージング機能(17時から)、ウェブメール、旧ウェブメール、ファイルマネージャ、旧さくらのブログのログイン、phpMyAdmin(22時から)が使えない。ウェブサイトとメールの送受信には影響しない「システムメンテナンス」。PHPには触れていないさくら
エックスサーバー(シン・レンタルサーバー、スターサーバーのサイトにも同じお知らせ)10月21日(水)16時から。当初は21日深夜〜22日(木)未明の再開を見込んでいたが、22日7時20分の時点でも公式サイトや管理画面の再開はまだ。今後の状況は2時間ごとを目安に知らせるとしている公式サイト、アカウント管理画面、サーバーパネル、WEBメール、ファイルマネージャ、API/MCP、新規申し込み、契約更新・支払い、問い合わせフォームなどが使えない。Webサイトの表示とメールソフトでの送受信はふだんどおり使っているソフトウェアの脆弱性の詳細と修正版が当日に公表される予定のため。ソフトウェアの名前は書いていない。21時15分の更新で、よくある質問に「修正版の公開後は、提供している各PHPバージョンを対象に、公式の修正版や独自の修正を順次適用する予定」と追記した。22日1時10分の更新では、21日23時ごろに公開された修正版をもとに対応を進めており、利用中のサーバーにも、公式の修正版が出たPHP 8.2〜8.5から順に修正の適用を始めたとした。公式の修正版がない古いPHPのバージョンには、独自の修正を作り始めたとしている。22日3時55分の公式Xの投稿では、PHP 8.2〜8.5への修正の適用を続けており、全サーバーへの適用が終わるまでには数時間かかる見込みとした。古いバージョンについても、修正の準備と検証を続けているとしている。22日6時44分の公式Xの投稿では、PHP 8.2〜8.5について、対象のすべてのサーバーへの修正パッチの適用が終わったとしたエックスサーバー/シン/公式X(3時55分)/公式X(6時44分)
CORESERVER・XREA(GMOデジロック)10月22日(木)0時以降、順に実施。XREAは0時50分に完了した。CORESERVER V2は1時55分の時点で、先行分の更新を終えて正常に動いており、残る一部の関連コンポーネントは提供元からの更新プログラムの配信にあわせて順に適用するとしている全サーバーが対象。サービスの再起動のとき、10分ほどWebサイトの閲覧などがつながりにくくなることがある「サービスの安定性およびセキュリティ向上のため」のソフトウェア更新。PHPには触れていないCORESERVER/XREA
カラフルボックス10月22日(木)0時以降、順に実施。1時55分の追記で、全サーバーに事前のセキュリティ保護措置を適用済みで、一部のサーバーはアップデートを終えて正常に動いているとした。残るサーバーは提供元からの更新プログラムの配信にあわせて順にアップデートする全サーバーが対象。10分ほどサービスが止まることがある(Webサイトの表示やメールの送受信などが一時的に途切れる)「サーバー環境の安全性および安定稼働維持のためのシステムアップデート」。PHPには触れていないカラフルボックス
mixhost(ikサーバーすべて、マイページ)ikサーバーは10月21日(水)15時に開始し、18時に完了。別にマイページを21日(水)22時10分から止めている(終わりは未定)ikサーバーの作業では、最大30分ほどサーバーに接続できない状態が起きる、としていた。マイページの停止では、利用中のサーバーに影響はなく、Webサイトの表示やメールの送受信はふだんどおりとしているikサーバーは「サーバー安定化のため」の緊急メンテナンス。マイページは「予防的なセキュリティ強化および安全対策のため」で、不正アクセスなどによるものではないとしている。どちらもPHPには触れていないmixhost
ロリポップ!(レンタルサーバー、ロリポップ!AIホームページ、ロリポップ!デプロイナウ、ロリポップ!AIエージェントクラウド)10月21日(水)、お知らせ掲載時点から順に実施。終わりの日時は書かれていないレンタルサーバーはサービスサイト、ユーザー専用ページ、おさいぽ!の自動更新などが使えない。デプロイナウは公開中のサイト・Webアプリの表示やデプロイは引き続き使え、AIエージェントクラウドは稼働中のAIエージェントや管理画面へのログインは引き続き使えるとしているPHPの重大な脆弱性の修正版(21日23時公開予定)に先立つ予防措置と明記ロリポップ!
KAGOYA(レンタルサーバープラン)21日に公開予定のPHPの修正版を確認したあと、順に実施(PHPは21日夜に修正版を公開。KAGOYAのお知らせは22日7時20分の時点で21日18時20分の更新のまま)PHP 8.2〜8.5を使っている人を対象に、アップデートで脆弱性に対応する。止まるものは書かれていないPHPの脆弱性(CVE-2026-109618/CVE-2026-109619)への対応と明記KAGOYA

理由の書き方の違い

今回のお知らせで、理由としてPHPの脆弱性をはっきり書いているのは、表の中ではKAGOYAとロリポップ!です。ロリポップ!は、PHPの重大な脆弱性のセキュリティリリースが21日23時に公開されると予告されたことを受け、修正版の公開に先立つ予防措置としてメンテナンスを行っているとしています。KAGOYAは10月21日18時20分の更新で、レンタルサーバープランでPHP 8.2〜8.5を使っている人には、修正版を確認したあと順にアップデートして対応するとしました。マネージド専用サーバー、共用サーバー、WordPress専用サーバー、そのほかのPHPのバージョンについては、対応方針を調整中としています。

ほかの会社は、「システムの保守作業」「サービスの安定性およびセキュリティ向上」「サーバー安定化」「予防的なセキュリティ強化および安全対策」などと書いており、PHPの脆弱性との関係には触れていません。エックスサーバーは、使っているソフトウェアの脆弱性が当日に公表される予定だと書いていますが、停止の理由のソフトウェアの名前は明らかにしていません。ただし21時15分の更新で、修正版の公開後は提供している各PHPバージョンを対象に、公式の修正版や独自の修正を順次適用する予定だと追記しました。22日1時10分の更新では、公式の修正版が出たPHP 8.2〜8.5から順に、利用中のサーバーへの修正の適用を始めたとしています(エックスサーバーの記事)。

なお、Linuxカーネルの脆弱性(CVE-2026-99999)をめぐっては、さくらインターネットなどがVPSやレンタルサーバーの新規申し込みを止めています(Linuxカーネルの脆弱性の記事)。今夜のメンテナンスがこの件と関係があるかどうかも、各社は書いていません。

公式には確認されていない情報

Xでは、今夜の各社のメンテナンスをPHPの脆弱性への対応と結びつける投稿が出ています。ITmedia NEWSも「著名ITサービス相次いで緊急メンテへ コドモン、シャドバ、BASE、さくらのレンタルサーバなど 「PHP」脆弱性に起因か」と報じています。ただし、表に挙げた会社のうちKAGOYAとロリポップ!以外は、理由がPHPだとは書いていません。

読者がすぐすること

時期すること
今すぐ契約しているサーバー会社のお知らせで、自分のサーバーが対象かどうかと、日時を確かめる。さくらのように、サーバー(ホスト)ごとにお知らせが分かれている会社もある。ConoHaは、メンテナンス情報をコントロールパネルの「お知らせ」で確かめられるとしている
メンテナンスの時間帯サーバーにつながらない、またはサービスを使えないことがあると各社が書いているため、サイトの更新作業、ファイルのアップロード、設定の変更はできるだけ避ける
PHPの修正版の公開後(21日夜に公開済み)修正版はPHP 8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35。共用のレンタルサーバーでは、PHPの更新はサーバー会社が行う。サーバー会社のお知らせで、更新が済んだかを確かめる。VPSなどで自分でPHPを管理している場合は、自分で修正版に更新する(PHPの脆弱性の記事)
メンテナンスが終わったらサイトが正しく表示されるか、管理画面やメールが使えるかを確かめる。WordPressでは、管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」でPHPのバージョンを確認できる

今後の予定

PHPの修正版(8.5.12、8.4.27、8.3.36、8.2.35)は、10月21日夜(日本時間)に公開されました。各社のメンテナンスの終了や、お知らせの更新があれば、この記事に追記します。

出典

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