Google Search News 2026年Q4 SNS投稿の検索実績を見るプラットフォームプロパティ、画像検索レポートなど

Google Search News 2026年第4四半期版のアイキャッチ

Google検索セントラルは2026年10月26日、四半期ごとのニュース動画「Google Search News」の2026年第4四半期版を公開した。GoogleのJohn Mueller氏が、Search Consoleの新機能(プラットフォームプロパティ、マルチモーダル検索のレポート、生成AIパフォーマンスレポート、国・デバイスの複数選択フィルタ)、直近のコアアップデートとスパムアップデート、EEA(欧州経済領域)でのサイトの評判ポリシーの変更、ファビコンの仕様、AI Modeの「接続アプリ」などをまとめて紹介している。本記事では、動画の概要欄で案内されている公式の発表・ドキュメントをもとに各トピックを整理する。

出典:Google Search Central「Google Search news with platform properties, multimodal Search & AI Features (Q4 ‘26)」(YouTube、2026年10月26日)
目次

要点(3行)

  • Search Consoleで、Instagram・TikTok・X・YouTubeの投稿の検索パフォーマンスを見られる「プラットフォームプロパティ」が全世界で利用可能に。生成AIパフォーマンスレポートも全サイトに展開済み
  • Googleレンズや「かこって検索」など、画像を使った検索(マルチモーダル検索)の実績を検索パフォーマンスレポートで絞り込めるようになった
  • 前四半期の大きなアップデートは、5月のコアアップデートと6月・8月・9月のスパムアップデート。EEAではサイトの評判ポリシーによる手動対策の効果が適用されなくなった

Search Consoleの更新

プラットフォームプロパティが全世界で利用可能に

Instagram、TikTok、X、YouTubeの投稿が、Google検索・Discover・Googleニュースでどれだけ表示・クリックされたかをSearch Consoleで追える「プラットフォームプロパティ」が、2026年7月29日に全世界で利用可能になった。あわせて公開された分析ガイドでは、インサイトレポートで流入の多いクエリのテーマを把握する、24時間フィルタで急に伸びた投稿を見つける、複数のプロパティのデータを書き出してプラットフォーム間で比較する、といった使い方を紹介している。

Search Consoleのソーシャル・動画コンテンツのパフォーマンスガイドの画面例
Search Consoleのソーシャル・動画コンテンツのパフォーマンスガイドの画面例。出典:Google Search Central Blog「Platform properties roll out globally, plus a new social and video performance guide」

生成AIパフォーマンスレポートが全サイトに

AI OverviewsやAI Mode、Discoverの生成AI機能でのサイトの表示状況を確認できる「生成AIパフォーマンスレポート」は、6月3日に一部サイトで提供が始まり、8月31日に全世界のサイトへ展開された。表示回数、表示されたページ、国、デバイス(検索のみ)、期間(時間・日・週・月単位)を確認できる。

マルチモーダル検索のレポート

9月24日には、画像を使った検索からの実績をSearch Consoleで確認できるようになった。対象はGoogleレンズ、Androidの「かこって検索」、Google検索への画像アップロード、Chromeの右クリックメニュー「この画像を検索」。検索パフォーマンスレポートと生成AIパフォーマンスレポートの検索タイプフィルタで「マルチモーダル」を選ぶと絞り込める。こうした検索からの流入があるサイトにだけ表示される。

Search Consoleの検索パフォーマンスでマルチモーダル検索を絞り込む画面
Search Consoleのマルチモーダル検索のパフォーマンスレポート。出典:Google Search Central Blog「Announcing web multimodal Search performance reporting in Search Console」

国・デバイスの複数選択フィルタ

動画の概要欄によると、パフォーマンスレポートで国とデバイスを複数選択して絞り込めるフィルタも追加された(告知はSearch CentralのLinkedIn投稿)。

検索のアップデートとポリシー

ランキングのアップデート

Google検索ステータスダッシュボードによると、直近のランキングアップデートは次のとおり。

  • May 2026 core update:5月21日開始、完了まで11日21時間
  • June 2026 spam update:6月24日開始、2日1時間
  • August 2026 spam update:8月18日開始、2日16時間
  • September 2026 spam update:9月24日開始、13日16時間

サイトの評判ポリシー:EEAでは手動対策の効果を適用せず

Googleは8月28日、信頼されたサイトに第三者のコンテンツを載せて評判を悪用する行為を対象とした「サイトの評判の不正使用」ポリシーについて、欧州委員会との協議を踏まえてEEAでの執行方法を変更すると発表した。8月30日以降、このポリシーによる手動対策は、EEA外のユーザーには従来どおり該当部分の検索結果に影響する一方、EEA内のユーザーには適用されない。EEAでは、該当部分がシステム上で分離され、時間をかけてサイトのほかの部分と独立して評価される可能性がある。手動対策の通知はこれまでどおりSearch Consoleに届く。

ファビコンの仕様

動画ではファビコンの画像形式に関するガイドラインも取り上げている。現行のドキュメントでは、ファビコンは正方形(縦横比1:1)で8×8px以上、48×48pxより大きいサイズを推奨。Google検索が対応する形式として列挙されているのは、BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFFだ。ファビコンのURLは頻繁に変えないことも求めている。

ツール・機能のトピック

  • AI Modeの接続アプリ:7月16日に米国で提供開始。Instacart、Canva、YouTube MusicなどのサービスをAI Modeにつなぎ、検索結果から離れずに買い物リストの作成やデザインのテンプレート探し、プレイリスト作成ができる
  • 優先ソース(Preferred sources):ユーザーが優先ソースに選んだサイトは「トップニュース」に表示されやすくなり、「preferred」バッジ付きで強調される。AI ModeやAI Overviewsでも、そのユーザーにはバッジ付きで強調されることがある。対象はドメイン単位とサブドメイン単位のサイト。サイト側でユーザーに登録を促すボタンなども用意されている
  • Googleトレンドの地域別内訳、Merchant CenterのAIパフォーマンスインサイト:いずれも概要欄ではLinkedInの告知投稿が案内されている
  • SEOの学習パス:10月6日、Search CentralのYouTube動画を「初心者向けの検索の基礎」と「テクニカルSEOの基礎」の2つの再生リストに整理

実務担当者・マーケター向けの読みどころ

  • SNS・動画の検索流入を測る:公式アカウントや動画チャンネルを運用しているなら、プラットフォームプロパティを登録しておくと、どのクエリで投稿が検索に出ているかがわかる。企画や投稿タイトルの見直しに使える
  • AI検索での露出は専用レポートで:生成AIパフォーマンスレポートで、AI OverviewsやAI Modeに表示されたページと表示回数の推移を確認できる。通常の検索パフォーマンスと分けて追いたい
  • 商品・店舗系は画像検索の実績を確認:マルチモーダルの絞り込みで、レンズなどからの表示・クリックを把握できる。商品画像の品質や画像まわりの改善の優先度を判断する材料になる
  • アップデート時期と数値の変動を照合:5月のコアアップデートと3回のスパムアップデートの期間を、自社サイトのアクセスの推移と照らし合わせておきたい
  • ファビコンの形式を確認:SVGやWebPだけでファビコンを指定しているサイトは、対応形式の一覧に含まれていない点を確認しておくと安心だ

注意点・補足

  • AI Modeの接続アプリは米国での提供。日本での提供時期は発表されていない
  • EEAでのサイトの評判ポリシーの扱いの変更はEEA内のユーザー向けの検索結果に限られ、日本のユーザーが見る検索結果には従来どおり手動対策が影響する
  • 複数選択フィルタ、Googleトレンドの地域別内訳、Merchant CenterのAIパフォーマンスインサイトは、概要欄でLinkedInの告知投稿のみが案内されている。詳細は各告知と製品画面で確認したい
  • 本記事の動画内容は概要欄の説明に基づき、各トピックの詳細はリンク先の公式発表・ドキュメントに基づいて記載している

出典

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