平山 大樹 AB通信 運営責任者
AB通信 編集部が、企業・行政の公式発表や決算資料などの一次情報を確認して書いています。運営会社・編集方針
この記事の要約
PerplexityのAgent APIに、調査の深さを指定するeffortの新段階「ultra」(ultra@2026-11-05.0)が追加されました。広範な調査やデータ収集向けで、Claude Opus 5.5(anthropic/claude-opus-5-5)で動きます。実行は長くなり得るため、バックグラウンド実行も使えます。2026年10月30日前後に廃止された、未文書化の同名ultraとは別物です。
何が追加されたか

公式Changelogの「Agent API: the ultra effort level」は、effort=”ultra”を受け付けると案内しています。用途は「coverage matters most」な広範な調査・データ収集です。バージョンはultra@2026-11-05.0で、名前で呼ぶか、応答に返るバージョンをピン留めできます。

ほかのeffortとの位置づけ
| effort | 向いていること |
|---|---|
| fast | 単発の事実確認や短い要約。速さ優先 |
| low | 日常的な軽い調査 |
| medium | 複数ソースをまたぐ調査 |
| high | 深いソース調査(コード実行なし) |
| xhigh | サンドボックスでのコード実行など、開かれたエージェント作業 |
| ultra | カバー範囲を最優先する広範な調査・データ収集。長時間実行を許容 |
effortは、選んだモデルのreasoning.effortとは別のパラメータです(Effortドキュメント)。ultraには凍結設定(frozen configuration)がなく、公開されているリクエスト項目だけでは完全に固定できないため、名前かピン留めバージョンで呼び出す必要があります。

10月に消えた「ultra」との違い
2026年10月のChangelogでは、未文書化のeffort名「ultra」が削除され、呼ぶとエラーになると案内されています。当時は代わりにultra-previewが追加され、wide-researchエイリアスはxhighを指すようになりました。今回のultra@2026-11-05.0は、その後に正式追加された新しい段階です。既存の連携で旧名称やエイリアスを使っている場合は、取り違えに注意してください。
実装時の注意
- 呼び出し例:effort=”ultra”(必要なら応答のeffort値でピン留め)
- 長時間になり得るため、background modeの利用を検討する
- モデルはanthropic/claude-opus-5-5
- 凍結設定は提供されないため、完全固定が必要なら別effortのfrozen例を参考に自前で組み立てる
- AB通信の更新履歴(Perplexity更新履歴)にも1行を反映済み
出典
- Perplexity API Changelog「Agent API: the ultra effort level」(November 2026)
- Effort(Perplexity Docs)
- (いずれも2026年11月6日確認)
更新履歴
- 2026年11月6日:初版


