平山 大樹 AB通信 運営責任者
AB通信 編集部が、企業・行政の公式発表や決算資料などの一次情報を確認して書いています。運営会社・編集方針
この記事のポイント
- 対象期間は11月2日(月)から6日(金)
- OpenAIが脆弱性を検証するGPT-6 Cyberを発表し、Linuxの権限昇格948件も公表した
- Claudeが口座データを読んで家計の質問に答えるベータを米国で開始した
- Search Consoleでクリック急増の報告があり、英CMAはAI検索の数字提出を求めた
- MetaはAIが変えた広告の責任を広告主に明記し、小中高では検索とGeminiが初期オフになった
OpenAIがGPT-6 Cyberを発表、Linuxの権限昇格948件も公表
セキュリティ関連ではOpenAIの発表が中心です。GPT-6 Cyberは、脆弱性の発見だけでなく検証や修正まで担う専用モデルとして案内され、FirefoxやLinuxで多数の脆弱性を見つけたとされています。あわせて、Linuxカーネルの権限昇格948件をAIで見つけ修正案まで作る研究も公開され、VPSやクラウド利用者への更新が示されています。
すでに直っている問題として、ChatGPTの共有リンクを開くだけで乗っ取りにつながる恐れは、研究者によると10月26日までに修正済みで、悪用の報告はないとされています。出所の証明ではAnthropicが試作のFlashProveを公開しています。
- OpenAI、脆弱性を検証まで担うGPT-6 Cyberを発表
発見から検証・修正までを担うセキュリティ専用モデル。FirefoxやLinuxで多数の脆弱性を見つけた。 - OpenAIがLinuxの穴948件を発見、VPS・クラウド利用者は更新を
1回の実行で権限昇格948件の攻撃コードと修正案を作成。数百件をLinuxへ報告済み。 - ChatGPTの共有リンクを開くだけで乗っ取りの恐れ、10/26に修正済み
開くだけで攻撃者のコードが本人として動く恐れ。OpenAIは10月26日までに修正済みと研究者。 - Anthropic「FlashProve」、AIの回答元を暗号で証明
重みを見せずに、回答がそのモデルから出たかを暗号で証明する試作。 - AIの透かしを主要5社で比較、対象と確かめ方【2026年11月】
OpenAI・Google・Anthropic・xAI・Metaの公式情報で、対象・確かめ方・始まった時期を比較したストック記事。
Claudeが口座データを読んで家計の質問に答えるベータを米国で開始
ClaudeのPersonal Financeは、つないだ銀行口座やカードの残高・取引をもとに家計の質問に答えます。読み取りのみで送金はできず、米国のPro・Max・Ultra向けベータです。日本での提供は未発表です。同じClaudeまわりでは、Marketplaceの提携エージェント製品が25超になりました。
ほかの製品では、Museが音声会話と表情アバターの提供を米国で開始し、CursorのLive AppsはCloud Agentで作ったアプリをリンクで共有できます(有料プラン向け、公開前にセキュリティチェックあり)。動画ではGemini Omni 1.2 Flashが一般提供になり、最大15秒・会話での手直し・720pで1秒0.07ドル(従来より30%安い)と案内されています。
- Claudeが口座をもとに家計の質問に回答、米国でベータ開始
残高・取引を読んで回答。送金不可。米国Pro・Max・Ultra向けベータ。 - Claude Marketplace、提携のエージェント製品が25超に拡大
セキュリティ・開発基盤・マーケ・生産性向けのパートナー製品が追加。 - Meta、Museアプリで音声会話と表情アバターを米国で開始
右上の電話アイコンから会話。まずは米国向け。 - Cursor、作ったアプリをリンク共有できるLive Appsを開始
DB・認証・ホスティングまで用意して共有。有料プラン向け。 - Gemini Omni 1.2 Flashが一般提供、動画は最大15秒に
会話で手直し可能。720pは1秒0.07ドル。 - AIアシスタントの検索人気、Geminiが首位でClaudeは約5倍
日本のGoogleトレンド直近52週平均。Gemini 70.1が首位、Claudeは前年同期の約5.4倍。
Search Consoleのクリック急増と、英CMAによるAI検索データの提出要求
10月末からSearch Consoleのクリック数だけが急増したという報告が相次ぎました。表示回数は横ばいで一部サイトのみ、Googleの公式説明はまだありません。イギリスではCMAがGoogleに、AI Overview・AIモードの表示回数・クリック数・クリック率をサイトごとに提出するよう要求しており、期限は2026年12月3日です。
- 10月末からSearch Consoleのクリック急増が相次ぐ
10/31〜11/2ごろ。表示回数は横ばい。公式説明はまだなし。 - 英CMAがGoogleにAI検索のクリック数提供を要求、期限は12月3日
英国のAI Overview・AIモードについて、サイトごとの表示・クリック・CTR提出を要求。 - 日本の生成AI送客シェアでGeminiが45.7%、ChatGPTを上回る
StatCounter 2026年10月。ChatGPTは34.7%。
MetaはAIが変えた広告の責任を契約に明記、小中高は検索とGeminiが初期オフ
契約面ではMetaの新規約が11月20日から適用され、AIや自動化が作ったり変えたりした広告のリスクは広告主が負うと明記されます。学校向けでは、小中高の生徒アカウントで検索とGeminiなどが初期オフになり、管理者がオンにするまで使えません。
- Metaの新規約、AIが変えた広告の責任は11/20から広告主に
AI・自動化が関与した広告のリスクを広告主が負うと明記。 - Google、小中高の生徒は検索とGeminiが初期オフに
K-12生徒アカウント。管理者がオンにするまで利用不可。


