Amazonストアの作成方法・作り方｜メリット・活用事例を徹底解説！

Amazonストアの作成方法がわからず、ストアの活用をあきらめている方はいませんか？

Amazonでの出品して間もない場合、ストアの作成方法や売上を伸ばすための販売戦略に悩むこともあるでしょう。

今回は、Amazonストアの作成方法やメリット、活用事例を紹介します。

また、売上がなかなか伸びずお困りの方向けに、Amazonストアでの売上アップに向けてやるべきこともあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Amazonストアとは？作成する4つのメリットを解説

Amazonストアとは、レイアウトや用途を自由に設定できるカスタムページを使い、自社商品を紹介できる機能のことです。

Amazonで自社商品を売り出したい方は、ストア作成をするメリットをしっかり理解することが大切です。

ここでは、Amazonストアを作成する4つのメリットを紹介します。

• 自社ブランドの魅力をアピールできる
• テンプレートを活用して簡単に作成できる
• ストア動向を分析できる
• 外部広告の活用で売上アップが狙える

はじめてAmazonストアを作成する方は、ぜひチェックしてください。

メリット① 自社ブランドの魅力をアピールできる

Amazonストアでは、コンテンツやレイアウトなどを自由に組み合わせできるため、自社のイメージやコンセプトに合わせて作成することで、商品の魅力をアピールできます。

対面販売と違い、Amazonで商品を売り出す際は、ストアページがお客様との接点になります。

また、ネットショッピングが主流になった現代では、Amazonでの取扱商品も幅広くなり、どのジャンルでも必ず競合が存在するでしょう。

接客などで差がつけられない分、Amazonストアのコンテンツにこだわることが大切です。

メリット② テンプレートを活用して簡単に作成できる

Amazonストア作成を想像すると、「Webページ作成のスキルが必要なのではないか」「HTMLを使いこなせないと厳しいのではないか」など不安に思う方もいるでしょう。

Amazonストアでは、複数のテンプレートが用意されているため、初心者の方でも安心して利用できます。

テンプレートに沿ってテキストや画像を設定するだけで、短時間でストア作成が可能です。

どのテンプレートを使用するか悩むときは、できるだけ自社ブランドのイメージに近いものを選びましょう。

メリット③ ストア動向を分析できる

Amazonストアを作成することで、お客さま情報などのストア動向を分析できます。

Amazonストアのトップ画面に「インサイトを見る」というボタンがあり、ストアに関する以下9つの情報を一括で確認可能です。

確認できる情報	説明
訪問者数	1日ごとのストアを閲覧したユーザー合計数
閲覧数	選択した期間のユーザー閲覧数 ※リピート閲覧も1回ごとにカウント
売上	最後の訪問から14日以内の訪問者によって生まれた総売上
注文された商品点数	最後の訪問から14日以内の訪問者によって購入された商品点数
注文	訪問者が訪問後14日以内にした注文の合計数
売上／注文	注文1回あたりの平均売上
注文された商品点数／注文	注文1回あたりの平均商品点数
訪問者あたりの閲覧数	1日ごとの訪問者によって閲覧された平均ページ数
売上／訪問者	訪問者ごとの平均売上

売上が伸びず困ったときは、インサイトでストア動向を確認し、傾向にあわせた対策を講じましょう。

メリット④ 外部広告の活用で売上アップが狙える

Amazonストアを作成するメリットには、外部広告を活用して売上アップが狙えることも挙げられます。

YahooやGoogle、YouTubeなどを利用している際に、気になる広告が出てきて商品サイトに飛んだことがある方も多いのではないでしょうか。

Amazon内での広告だけではなく、外部サイトに掲載する広告の遷移先として自社のAmazonストアを設定することで、ブランドの存在をより多くの人に知ってもらえます。

たとえば、若者をターゲットにした商品を販売している場合は、Instagramに広告を出してみることも効果的な戦略のひとつです。

自社商品を誰に手にとってほしいか考え、ターゲットが利用していそうな媒体で外部広告を出すことで売上アップを狙いましょう。

Amazonストア作成に必要な2つの条件とは？

自社商品をアピールできたり、お客さま情報が分析できたりと便利なAmazonストアですが、作成する際には必要な条件が2つあります。

以下2つの条件をクリアできない場合は、ストア作成ができないため、事前に確認しておくことが大切です。

• Amazonアカウントで大口プランを設定していること
• Amazonブランド登録を完了させていること

「Amazonストア作成に向けて、何から手をつけるべきかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

条件①Amazonアカウントで大口出品プランを設定していること

Amazonのストア作成には、Amazonアカウントで大口出品プランを設定する必要があります。

まずは、Amazonで用意されている以下2つの出品形態を見ていきましょう。

出品形態	料金	出品できる商品数	ストア利用
大口出品	・月額登録料：4900円（税別） ・販売手数料	毎月50点以上	可能
小口出品	・基本成約料：100円／商品 ・販売手数料	毎月49点以下	不可

料金や出品できる商品数を見て、小口出品プランで十分ではないかと思った方もいるかもしれません。

しかし、Amazonストアを作成・利用できるのは大口出品プランを設定している方に限定されるため、注意してください。

Amazonストアが利用できなくなると、1から商品ページを作成したり、お客さま情報が収集しづらくなったりと、その分稼働量が増えてしまいます。

効率よく自社商品を売るためにも、Amazonアカウントを設定する際は大口プランを選ぶことをおすすめします。

条件②Amazonブランド登録（ブランドレジストリ）を完了させていること

Amazonのストア作成に向けて、Amazonブランド登録（ブランドレジストリ）を完了させておくことも必要です。

Amazonでは、お客さまが安心してサービスを利用できるようにブランド登録制度を設けています。

ブランド登録することで、商品情報や所有権が明確化されるため、お客さまに向けて自社商品が安全であることをアピールできます。

また、ブランド登録しておくことで以下のメリットもあるため、積極的に登録しましょう。

• 悪質な転売があった際に、Amazon側に対処を依頼できる
• Amazon独自のマーケティングツールを活用して広告を掲載できる

日本外で商標をとっている商品については、Amazonでブランド登録できない可能性もあるため、該当する場合は公式サイトをチェックしてみてください。

参照：amazon brand registry｜Amazon

Amazonストアの作成方法・作り方は全4ステップ！

Amazonストアの作成方法は全部で以下4ステップになります。

1. Amazonセラーセントラルにログインする
2. Amazonストアを作成する
3. コンテンツを設定する
4. 審査に提出する

初心者でも簡単に作成できるようになっているので、手順を参考にAmazonストアをつくっていきましょう。

手順①Amazonセラーセントラルにログインする

まずは、Amazonセラーセントラルにログインしましょう。

Amazonセラーセントラルとは、Amazonで商品を販売するための管理画面のことで、Amazonアカウントを登録した方のみが利用できます。

Amazonアカウントを登録する際は以下5つが必要になるので、事前に準備しておきましょう。

必要なもの	詳細
本人確認書	行政機関が発行した顔写真付きの身分証明書
利用明細	過去180日以内に発行された取引明細書
販売アカウント用のメールアドレス	Amazon購入アカウント／Amazon Pay／Amazon Business以外のEメールアドレス
クレジットカード／銀行口座	有効なクレジットカードと銀行口座番号※Amazonから売上金を受け取る口座
登記簿謄本（※法人の場合のみ）	登記簿謄本に記載の会社情報、法人番号、登記簿上法人名、本社所在地 (住所)

Amazonアカウントを登録後、出品サービスに登録したメールアドレスとパスワードを入力し、ログインしてください。

手順②Amazonストアを作成する

Amazonセラーセントラルにログインしたら、上部のバーから「Amazonストア」を選択しましょう。

画面遷移後、中央にある「ストア作成」のボタンをクリックしてください。

ストア設定ページに遷移したら、以下2つを設定します。

• ブランド名
• ブランドロゴ

ブランドロゴに設定する画像サイズは「400×400px以上」と決められているため、条件をクリアするものをアップロードする必要があります。

その他にも、Amazonではブランドロゴに関するガイドラインを定めているため、詳細情報は公式サイトを確認しましょう。

画像アップロード後は、画像の形を「スタンダード」「トール」から選び、問題なければ「次へ」をクリックしてください。

手順③コンテンツを設定する

次に、Amazonストアページ内の各コンテンツを設定します。

大まかに設定が必要な項目は以下3つです。

項目	説明
ページのメタ説明文	自社ブランドの簡単な概要
テンプレート選択	自社ブランドのイメージにあうテンプレートを選択 ※後からでも変更可能
ページセクション追加	以下のコンテンツを自由に追加可能 ・画像 ・商品テキスト付き画像 ・テキスト動画 ・おすすめ商品

ページ内の各コンテンツは、ストア全体のクオリティを左右します。

お客さまに自社ブランドの魅力を最大限に伝えるためにも、コンテンツ選びには工夫が必要です。

コンテンツ選びに悩む場合は、ストア構築のスキルを持つAmazon運用代行を利用してみることもおすすめです。

手順④審査に提出する

Amazonストア内のコンテンツ作成が完了したら、必ず審査に提出しましょう。

審査では、Amazonのガイドラインに違反する項目がないかチェックされます。違反する場合は、審査に落ちてAmazonでの商品販売が開始できません。

審査に出す前に、Amazonガイドラインをクリアしているか確認することが大切です。

審査結果は、通常24時間以内に通知されます。メールもしくはSMSにて通知されるため、チェックするようにしてください。

Amazonストア作成の参考になる活用事例2選

ここからは、Amazonストア作成に役立つ活用事例として以下2つ紹介します。

• 主力商品に特化したストア
• 割引情報をアピールしたストア

Amazonストアを作成する際、自社ブランドの魅力を伝えるためにどのようなコンテンツを設けるべきか悩む方もいるではないでしょうか。

参考にできるAmazonストア活用事例を紹介するので、ぜひチェックしてください。

①主力商品に特化したストア

Amazonストア作成の参考になる活用事例として、「PHOEBE BEAUTY UP」を紹介します。

「PHOEBE BEAUTY UP」は、まつ毛美容液を中心にスキンケア商品を取り扱うブランドです。

「PHOEBE BEAUTY UP」のAmazonストアを見てみると、主力商品のまつ毛美容液を一面に押し出していることがわかります。

自社商品の中で、1番に売り出したい商品もしくは1番知名度が高い商品がある場合は、1商品に着目してアピールすることでインパクトのあるストアを作成できるでしょう。

②割引情報をアピールしたストア

Amazonストア作成の参考になる活用事例として、割引情報をアピールしたストアも挙げられます。

ここでは、「Anker」のAmazonストアを見ていきましょう。「Anker」は、モバイルバッテリー・スピーカー・ケーブル・イヤホンなどを取り扱っているメーカーです。

「Anker」のAmazonストアでは、ページトップで割引情報を全面にアピールしています。「1,000円クーポンあり」などの表示があると、思わず注目するお客さまが多くいるでしょう。

セール開催期間だけでも、ストア構成を変更してみることで売上アップにつながることもあります。

「Anker」のストア構成を参考に、コンテンツ選定を工夫してみましょう。

Amazonストアの売上アップに向けてやるべきこと2選

Amazonストアで売上を伸ばすためにやるべきことは、ずばり以下2つです。

• 90日周期でストアを更新する
• ストア課題を特定し対策する

Amazonストアで商品の販売を開始してから、なかなか売上が伸びずどうするべきかお悩みの方もいるでしょう。

行き詰まっている方にこそ、試してみてほしい対処策ですので、ぜひ参考にしてください。

①90日周期でストアを更新する

Amazonストアの売上を伸ばしたい方は、90日周期でストアを更新してみましょう。

Amazonの公式サイトでは、90日周期で情報を更新したストアについて、以下の効果があったことが紹介されています。

• ストア訪問者数21％アップ
• 広告に起因する売上35％アップ

Amazonストアでは、毎日のようにストアが更新されています。

多くのストアは以下のような契機で情報を更新しており、競合が多いAmazonで周りと差をつけるにはタイムリーな情報のアップデートが大切です。

• 新販売の商品がでるタイミング
• 季節が変わるタイミング
• Amazonのプライムデーのタイミング

ストアを見るたびに情報が更新されていると、定期的に確認したくなりますよね。

売上アップを目指したい方は、ストアの訪問者を増やすためにも、90日周期でストア更新することをおすすめします。

②ストア課題を特定し対策する

Amazonストアでの売上を伸ばすためには、ストア課題の特定と対策が必要です。

Amazonストアでは、インサイトからお客さま情報やストア動向を簡単に確認できるため、うまく活用しましょう。

たとえば、閲覧数は増加傾向にあるのに売上が落ちている場合は、お客さまに商品の魅力を伝えられていない可能性があります。

サイト内のコンテンツを見直し、よりお客さまに伝わりやすい表現に変更したり、わかりやすい画像を使ったりと情報をアップデートさせましょう。

逆に、訪問者ごとの平均売上は上昇傾向にあるのに、閲覧者数が減少している場合は、外部広告を強化するなど、お客さまがストアに流れやすいように対策することが必要です。

インサイトでストア動向を定期的に確認し、課題を特定させてしっかり対策しましょう。

Amazon運用代行を活用してストア戦略を考えることもおすすめ

Amazonストア初心者の方は、Amazon運用代行を活用して売上アップに向けての戦略を立てることもおすすめです。

はじめてストアを作成する場合は、どのようなコンテンツを設けるべきか悩みますよね。

自己流で作成し運営しているものの、なかなか閲覧者が伸びず売上につながらないという方も少なくないでしょう。

Amazon運用代行では、デザイナー・商品ページ担当者・広告担当者など専門知識やスキルをもったスタッフにストア作成を担当してもらえます。

定期的なストア更新にも対応してもらえるため、長期的にストアを育てることもできます。

ネットなどで調査して実施してみることも大切ですが、最短で売上を改善させたい方は、Amazonに関する知識が豊富な運用代行に相談してみてください。

Amazonストアを作成して自社ブランドや商品の魅力を伝えよう！

Amazonストアは、お客さまに自社商品の魅力を伝えられる接点です。

ストアの作成方法は以下の通り、全4ステップで簡単に作成できます。

1. Amazonセラーセントラルにログインする
2. Amazonストアを作成する
3. コンテンツを設定する
4. 審査に提出する

また、Amazonストアで売上を伸ばすためには、定期的な情報更新とストア課題の特定・対策が必要不可欠です。

自力でのストア戦略立案が難しい場合は、Amazon運用代行の力も借りて自社ブランドおよび商品の魅力を最大限に伝えましょう。

Amazonストアのコンテンツにこだわることが、売上アップにつながるはずです。