WixでSEO対策は絶対はやめとけ?おすすめしない5つの理由

ユーザー登録さえすれば、サイトを制作する知識が無い初心者でも、簡単にサイトを作れる「Wix」。

Wixでホームページを作った方の中には「Wixで制作したサイトでSEO対策をしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

より多くのターゲット顧客が、Webサイトに訪問してもらうための施策として、SEO対策を行うことは必要不可欠であるとも言えます。

しかし結論から言えば、WixでSEO対策を行うのは、十分なSEO対策が出来ない可能性が高いため、全くおすすめできません。

この記事では、WixでのSEO対策をおすすめしない5つの理由と共に、WordPressとの比較や、逆にWixでのSEO対策が向いている人の特徴について具体的に解説します。

読み終えればあなたも、なぜWixでのSEO対策がそれほどおすすめできないのか、理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

Wixで利用できるSEO対策機能一覧

Wixで利用できるSEO対策機能には、具体的にどんなものがあるのか把握しておきましょう。

ここではWix公式サイトに記載されている、主なSEO対策の基本機能を一覧にして表でまとめました。

機能名機能詳細
Robots.txtの編集検索結果にサイトを表示させたくない時に「noindex」を設定できる。
動的XMLサイトマップの作成・送信(有料)サイトマップを自動的に作成・維持し、すべてのサイト情報、ページを最新の状態に保つ。
CanonicalタグCanonicalタグは、検索エンジンがページを重複コンテンツと間違って判定されないようにするために使うタグ。設定可能。
301リダイレクト(有料)301リダイレクトは、サイトURLが変わったときに、旧URLの評価を新URLに引き継ぐことができる。
メタタグ設定タイトル・ディスクリプションなどのメタ情報の編集・設定が自由に行える。
画像ファイルの最適化表示速度を改善するため、アップロードされた画像を自動的に最適化する。
AMP対応モバイルページからの読み込み速度を最適化する。
モバイル最適化モバイルサイトのデザインを管理画面から編集する。
Google Search Consoleとの連携ダッシュボードからGoogle Search Consoleにサイトマップを送信できる。
イベントトラッキングFacebookピクセル、Googleアナリティクスなどのイベントタグを計測可能。
多言語化対応日本語以外の言語への対応可能。
SSL化常時SSL化(HTTPS接続)が可能。
引用元:Wix

一般的なCMS(Content Management System)に備わっているSEO対策の機能は、デフォルトの状態で十分に備わっています。

Wixのようなホームページ・ビルダーサービスには「ジンドゥー」「グーペ」なども存在しますが、ほぼ同様の機能を備えています。

無料で利用できるサービスとしては、最低限のSEO対策機能をきちんと備えているCMSであるとは言えるでしょう。

SEO対策用ツール「Wix SEO Wiz」

WixはSEO対策に全く詳しくないユーザー向けに、SEO対策用のツールとして「Wix SEO Wiz」を開発しています。

「Wix SEO Wiz」は、基本的なSEO対策がきちんとサイト上で行われているかチェックしてくれるツール。

難しい知識などは一切必要なく、以下の3つの必須事項を入力すれば、チェックを開始してもらうことが可能です。

  • ビジネス名またはサイト名
  • ビジネスの所在地
  • 検索キーワード

入力すると、すぐにリスト形式でSEO対策が十分であるか、不十分かを判断してもらえます。

また指摘箇所の通りに、対策を続けていくと、サイトで必要な最低限のSEO対策は完了するので、初心者の方にとっては有用なサービスだと言えるでしょう。

WixでのSEO対策をおすすめしない5つの理由

ここまでWixのSEO対策の機能面について解説しましたが、冒頭で述べたように、基本的にはおすすめできません。

SEO対策をおすすめしない理由は主に5つです。

  1. 「Wix SEO Wiz」は最低限の対策でしかない
  2. 表示速度が遅い
  3. 無料プランは制限が多くて不便
  4. 記事コンテンツ制作に向いていない
  5. デザインテンプレートの変更ができない

一見すると多機能に見えるものの、具体的に何がおすすめ出来ないのかについて解説しているので、それぞれ理由を理解してみてくださいね。

「Wix SEO Wiz」は最低限の対策でしかない

Wixが満を持してリリースした「Wix SEO Wiz」は、あくまでも初心者向けに、最低限のSEO対策チェックを行うためのツール。

SEO対策には大きく分けて「内部対策」と「外部対策」が存在し、積極的にSEO対策を行っていくには外部対策が不可欠です。

SEO対策に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。

コンテンツマーケティング・コンテンツSEO|成功プロセスと記事制作のコツコンテンツマーケティング・コンテンツSEOとは?|メリットや代行企業の選び方について

「Wix SEO Wiz」でチェックできるのは、主に内部対策の部分であり、サイトをきちんとGoogleのクローラーに読み込んでもらうという意味合いが強いです。

もしあなたが「このKWで自サイトを検索結果で1位にしてほしい」という希望があるなら、「Wix SEO Wiz」だけでは十分ではないと言えるでしょう。

表示速度が遅い

Wixのサイトは基本的に表示速度が遅いというデメリットがあります。

あなたはWebサイトにアクセスしたときに、ページがなかなか表示されずにイライラしてしまった経験はないでしょうか。

サイトの表示速度が遅いと、ユーザーはページから離脱してしまう可能性が高くなるため、SEO対策を行う上で、非常に重要な要素のひとつ。

Googleは公式に「Speed Insights」というページ速度を判定してスコア評価してくれるツールを提供しています。

Wixで作られたサイトは、表示速度が一般的なサイトと比較すると遅いことが指摘されており、特にスマホ版のスコアは低いとの意見も。

表示速度が遅いことで、ユーザーを逃してしまうこともあるので、必ず注意しましょう。

無料版だと制限が多くて不便

Wixでは確かに無料でホームページは制作できますが、かなり制限が多いので、実質有料プランでないと運用は難しいのが現状です。

主に無料プランと有料プランで出来ることの違いを表にしてまとめてみました。

無料プラン有料プラン
帯域幅1GB無制限(アドバンスプランから)
データ容量500MB3GB以上(ベーシックプランから)
Wix広告の表示強制表示表示なし
独自ドメインの設定不可能可能
ネットショップ機能の実装不可能可能

無料プランの場合は、

  • データ容量が500MB
  • Wix広告が表示されてしまう
  • 独自ドメインが取得できない

という点が主なデメリット。

データ容量が500MBしかないというのは、ブログを書いたりして、外部に情報発信を行うのが必須なSEO対策を行っていく上で、あまりに不十分過ぎると言えます。

また無料プランにおける最大のデメリットは「このサイトはWixで作られています」という広告が表示されてしまうという点。

個人ブログなら問題ないかもしれませんが、商用利用を考えるなら、この広告が表示されてしまうのは避けたいですよね。

独自ドメインを設定しないと、

  • 「https://wix登録時のアカウント名.wixsite.com/設定したサイト名」

という非常に長いドメイン名しか利用できず、商用利用するには、かなり不向きです。

「無料で作れる」ことを推してはいますが、現実的に上記のような制約があることを考慮すると、Wixも月額料金を支払わないとサイト運営は難しいもの。

Webサイトとして普通に利用するためには、最低でも「ベーシックプラン」(月額1,500円)を契約しなければならないことを考えれば、安くはありません。

記事コンテンツ制作に向いていない

本格的にSEO対策を実践していきたいのであれば、記事コンテンツを投稿していくのは必要不可欠であるとも言えます。

しかしWixは記事コンテンツを制作するのには不向きです。

編集画面が極端に使いにくいということはないですが、WordPressと比較するとマーカーなどの装飾性・ボタンなどの機能性の面では優れているとは言えません。

また関連記事・人気記事などを挿入するような機能もなく、記事コンテンツを制作するためのツールとしては、向いていないという特徴があるのです。

デザインテンプレートの変更ができない

「はてなブログ」「Amebaブログ」等の無料ブログサービスや、WordPressなどのCMSでは基本的にデザインテンプレートを変更することが可能です。

簡単な設定を行うだけで、サイト内のコンテンツはそのままに、デザインだけ変更することが可能です。

しかしWixではテンプレートを途中で変更することは出来ません。

レイアウト・色などを変更したいと思っても、ひとつひとつデザインをいじらなければならないので、運用面でもあまりおすすめ出来ないのです。

WixではなくWordPressでSEO対策を行うメリット

SEOの観点で考えるのであれば、WixではなくWordPressでサイトを制作することをおすすめします。

WixではなくWordPressでSEO対策を行う主なメリットは3つ。

  1. カスタマイズ性に優れている
  2. 世界の3分の1のサイトで利用されている
  3. コードが書ければサイトの重さを改善できる

3つともSEO対策を行いたいのであれば、重要なメリットなので、ぜひ参考にしてみてください。

カスタマイズ性に優れている

WordPressはWixと比較すると、圧倒的にカスタマイズ性に優れているツールであると言えます。

Wixは無料で誰でも簡単にサイトが作れるようにしているため、かなりテンプレート感のあるサイトになってしまうことも多いもの。

しかしWordPressはカスタマイズ性に優れているので、基本的にはどのようなサイトでも制作することが可能です。

サイトデザインは「テーマ」をインストールすれば簡単に変更できますし、細かい機能は「プラグイン」を入れて自分なりにカスタマイズできます。

また開発の知識があれば、さらに柔軟にカスタマイズを行うことも出来るので、こだわってサイトを作りたい方にもおすすめ。

長期的に運用していくのであれば、細かい微調整・リニューアルなども出来るので、きっちりサイトを作りたい方はぜひWordPressを選ぶことをおすすめします。

世界の3分の1のサイトで利用されている

WordPressは世界で1番利用されているCMSであり、公式サイトによれば「Web上の42%のサイト」がWordPressで作られています。

実際にWordPressで作られている著名なサイトには以下のようなサイトが存在します。

なんとあの米国・ホワイトハウスの公式サイトにもWordPressが採用されているのだから驚きですよね。

「シェアが高い=良い」とは言い切れませんが、具体的には

  • 何か不具合が出たときに、すぐに解決策が見つかりやすい
  • 制作を依頼できる業者の選択肢が多い
  • 同様の制作事例が見れる

など様々なメリットが存在します。

世界中で利用されているのには、それなりに理由があるということなので、初心者の方ほどおすすめ出来ると言えるでしょう。

コードが書ければサイトの重さを改善できる

Wixはサイトの表示速度が若干重いという弱点がありますが、WordPressは柔軟性に優れているので、HTML/CSSなどが分かれば改善することも可能です。

テンプレートとしての要素が強いWixでは、基本的にコードを書いてカスマイズを行ったりすることが出来ません。

しかしWordPressは、基本的にコードを書いて開発することを念頭においているため、サイトの重さを最適化することができます。

作りやすさではWixには劣りますが、サイトを細かく少しずつ改善していく上では、圧倒的にWordPressの方が優れているといえるでしょう。

WixでのSEO対策をおすすめしたい人の特徴

ここまでWixでSEO対策を行うことのデメリットについて主に触れてきましたが、逆にWixの方が向いている場合もあります。

WixでのSEO対策をおすすめしたい人の特徴は主に3つです。

  1. 最低限のコストでサイトを制作・運用したい
  2. そもそもSEO対策に力を入れる予定がない
  3. Wix以外のサービスを「利用しない」と決めている

3つの特徴に当てはまる人には、Wixがおすすめなので、ぜひSEO対策を行ってみてください。

最低限のコストでサイトを制作・運用したい

Wixは無料でサイトを制作できるのが強みなので、最低限のコストでいいからサイトが欲しい!という方に非常におすすめです。

無料プランは確かにGB数が少なかったり、広告が表示されてしまったりとデメリットは大きいのが難点。

しかし最低限のコストでサイトを制作・運用できるという点では、これほど便利なツールはありません。

また課金して有料プランにしたとしても、WordPressでサイト制作する場合の、サーバー・ドメイン代より少し高いくらいのランニングコストに収まります。

とにかく「最低限サイトがあれば良い」というのであれば、Wixで作るのもおすすめなので、ぜひ検討してみてください。

そもそもSEO対策に力を入れる予定がない

最低限のSEO対策だけ出来れば問題なく、特にSEO対策に力を入れるつもりがないというのであれば、Wixでも問題ありません。

先述したように「Wix SEO Wiz」を使えば、最低限、サイトが検索結果に表示されるような仕組みを実現できます。

ガッツリ記事を投稿したり、SEO対策に力を入れる予定が無いのであれば、Wixを利用するのも十分におすすめ出来るでしょう。

Wix以外のサービスを「利用しない」と決めている

Wixでは基本的に他のブログサービスや、WordPressなどにデータを移行することが出来ません。

「はてな」「アメブロ」などの無料ブログサービスは、WordPressへの移行なども行うことが可能ですが、なぜかWixには移行機能ナシ。

つまりWixで一度サイトをガッツリ作ってしまうと、途中で他のツールに移行することが難しいので、フルリニューアルすることになります。

ただWixがサービス自体を終了する可能性は、今のところ、ほぼあり得ないので「Wixだけしか使わない」と決めているのであれば、十分におすすめ出来るでしょう。

まとめ|本気でSEO対策したいならWixよりWordPressがおすすめ

先述したように、本気でガッツリSEO対策を行いたいのであれば、WixよりもWordPressを利用することをおすすめします。

WordPressの方が柔軟にカスタマイズ出来ますし、記事も書きやすい仕様になっているので、SEO対策を行うのにピッタリ。

単純に「とりあえずサイトがあれば良い」というのであればWixはおすすめ出来ます。

ただ長期的にサイトを運用して、自然検索からの流入も本気で狙っていきたいのであれば、WordPressで制作することを心がけましょう。