【初心者向け】SEO対策にかける費用の決め方!費用相場は関係ない?

自社でSEO対策をやることになったものの、SEO対策に知見がない担当者の方は、何をお願いすると費用がいくらかかるのか分からない方は大半ですよね。

担当者の方の中には、

  • 予算内で何が出来るのか
  • 自社だけでも運用可能なのか
  • 失敗しない為に気をつけるべきことは何か

など不安に感じていることも多いでしょう。

結論から言えば、SEO対策は会社によって行う施策が様々なので、費用がいくらになるか相場から決定することはできません。

この記事では、SEO対策を業者に依頼する際に失敗しないために、費用や施策内容、依頼する際に準備すべきことについて具体的に解説しています。

読み終えれば、あなたも自社でSEO対策を行う場合にかかる費用を割り出せるようになるので、必ず発注前にご一読ください。

目次

SEO対策を依頼した場合に行われる主な施策一覧

施策施策内容
SEOサイト・メディアの設計・構築SEOで評価されるようなサイト、オウンドメディアを設計〜構築する。
SEOコンサルティング(分析・設計・アドバイジング)競合調査やKW調査、また自社サイトのアクセス解析などを行い、助言を行う。
SEOコンテンツライティング(記事執筆)SEOで評価されるような記事を執筆し、編集、入稿する。

SEO対策を依頼する場合には、どの工程のどんな作業を行ってもらうのかを決めることが非常に重要です。

具体的な例をあげると、

  • SEOに強いサイト・メディアを新規制作してもらうことから始めたい
  • 既存サイトをSEOで上位に表示させたい

のような両者の発注ニーズには大きな違いがあることが分かりますよね。

もしメディアやサイトの設計、構築からお願いするとなると、制作費用が必要になるため、費用はさらに増大します。

逆に既にあるサイトを伸ばして欲しいということであれば、既にあるサイトを対策するところから入れるので、予算を抑えられるでしょう。

またSEO対策において、大きなウエイトを占めている「記事執筆」に関しても、依頼するかどうかで価格は大きく異なります。

依頼を考えているのであれば、まずは何をお願いしたいのかというところから始めることをおすすめします。

SEO対策を行う運用方法

SEO対策を行う場合、大きく分けて3つの方法が考えられます。

  • 完全に自社で運用する
  • SEO業者コンサル+自社で運用する
  • SEO業者に全て任せて運用する

それぞれ予算や社内のリソースを考えて使い分けることができるので、ぜひ依頼を考えている方は、検討してみてください。

完全に自社で運用する

予算を割けないのであれば、SEO対策を自社のリソースのみで行うという方法もあります。

SEO対策は、自社で運用していくことも十分に可能であるため、もし社内でリソースが余っているのであれば自社運用も考えることはできます。

自社で運用することによって、社内にナレッジが貯まっていくというメリットもあり、長期的に運用していくことで結果が出るSEO対策においてはプラスに働くことも。

ただ一方で、社内にSEOに知見がある人材がいない場合は、社内での知識のインプットからスタートするので、かえって施策として非効率に働くケースもあります。

SEO業者に依頼する予算がなく、社内にSEOの分かる人材がいるのであれば、完全自社運用は低予算で施策が実行できるのでおすすめです。

しかし社内にSEOで詳しい人材がいない場合は、時間を無駄にすることにもなりかねないので注意しましょう。

SEO業者コンサル+自社で運用する

完全自社運用は難しいものの、記事を執筆するリソースはあるという企業の場合は、コンサルティングという形で入ってもらうのも方法のひとつ。

コンサルのみ入ってもらう場合は、業者に戦略設計・KW選定などをお願いした上で、実際に記事執筆は自社で行っていくという形式です。

実際に業者側は手を動かすことなく、コンサルタントとして助言するだけなので、記事執筆代金・保守運用費などの費用をカットすることも可能。

また自社内に担当者(部門)を設置することで、社内でのナレッジも貯まっていくので、最終的にはコンサル無しでも自走できる仕組みを作ることもできます。

社内での長期的な運用体制を作っていくという意味でも、外部の専門家に入ってもらうのは非常に有効なので、ぜひ検討してみましょう。

SEO業者に全て任せて運用する

「予算は割けるけど、自社で記事執筆を行うだけのリソースがない!」という場合には、SEO業者に全て任せて運用してもらうのがおすすめです。

自社のリソースを割くよりも、専門家に依頼した方が間違いなく結果は出やすいですし、依頼する側の工数も少なくて済みます。

またSEO対策は「Content is King」(コンテンツが最重要)と言われているように、記事クオリティが低いと、検索結果で上位に表示されることが難しいもの。

自社で運用する場合、コンテンツの質が低いまま、本数だけを増やしていった結果、記事は沢山あるものの、全く結果の出ていないメディアが完成してしまうリスクもあるのです。

中途半端に関わるよりも、SEO業者に任せた方がワンストップで全ての業務を行ってくれるため、非常に運用が簡単であるのも大きなメリットと言えるでしょう。

SEO対策を行う場合にかかる費用はピンキリ

冒頭でも触れたように、SEO対策にかかる費用は、行いたい施策によってピンキリなので、一概に「この施策は〇〇円」と断定することができません。

実際に検索すると各社の費用相場を調べることができますが、価格帯に幅がありすぎて、自社がどのくらいになるか把握しにくいですよね。

SEOは検索結果で上位表示させて流入を増やす施策ですが、ジャンル・KWによって上位表示の難易度が大きく異なります。

またSEOはGoogleのアルゴリズムによって、順位変動が決まるため、実際に施策を行ってみないと、成果が見えにくいという特性も。

当然、難易度・求める結果(PV数・CV数)によっても費用感は大きく変化するため、具体的なヒアリングを行って見積もりを行わないと具体的な費用を割り出しにくいのです。

【簡単】自社のSEO対策費用を決める3つの方法

実際に自社におけるSEO対策費用をどのように決めたらいいのか迷っている方も少なくないでしょう。

具体的に、自社のSEO対策費用を決める方法は3つです。

  1. 月額予算から決定する
  2. 成約1件当たりにかかる費用から決定する
  3. SEO業者に各社相見積もりを取る

月額予算から決定する

社内でSEO対策にかけられる月額予算がだいたい決まっている場合は、上限予算を元に依頼するのがおすすめです。

こちらから月額予算を提示することによって、SEO業者側も「予算内で何ができるか」を軸に提案することになります。

例えば「月額30万円×6ヶ月で運用する」ということだけ決まっていれば、あとはその予算で相見積もりを取って良さそうな業者にお願いするだけ。

予算内での提案を聞いて、金額を調整することも可能なので、一旦月額の予算を決めてみるのも1つの方法でしょう。

成約1件当たりにかかる費用から決定する

Webマーケティングの用語では、成約1件当たりにかかる費用は「CPA」(Cost Per Action)と呼ばれます。

CPAはお問い合わせ・資料請求など「1件の顧客獲得をするのに何円かかるのか」を示す値のことで、費用感を考えるのに有効です。

例えば、とある商材のCPAが3,000円で、月に20件の問い合わせが欲しいと考えていたと仮定しましょう。

この場合、

3,000円(CPA)、月目標20件の問い合わせ

3,000円 × 20件 = 60,000円

という計算になり、月に6万円分はSEO対策に利用できるという計算になりますよね。

CPAを最初から出すのは難しいかもしれませんが、概算でも考えておくことで、必ず今後のWeb集客において役立つため、ぜひ設定しておきましょう。

目標成果から決定する

目標とする成果から逆算して考えるのも、SEO対策の予算を決める上で非常に重要な要素のひとつ。

SEO対策の場合、目標成果として考えられるのは、

  • 月間UU数
  • 売上高
  • 申込件数

など様々なものがありますが、目標とする数値が決まっていれば、予算も非常に決めやすくなります。

例えば、申し込み件数が月に100件欲しいとしたら、必要なPV数、記事数などを予測することも可能です。

どのくらいの成果を見込むか、によって見積もり金額も大きく変わっていくので、ぜひ目標成果を決定しておくように心がけましょう。

知らなきゃ損!SEO対策を業者に依頼する前に最低限準備すべき3つのこと

SEO対策をすべて業者に任せようと考えている担当者の方も多いかもしれませんが、全く何も準備せずに業者に相談するのは危険です。

業者の中には、全く知見のない担当者の足元を見て、法外な値段をふっかけるような悪徳業者も少なくありません。

業者に依頼する前に、きちんと社内で決めておくべきことを決めてから運用していくように心がけましょう。

  1. どこまで自社で運用するか
  2. 成約1件当たりにかけられる費用(CPA)
  3. 概算での月額費用+期間

どこまで自社で運用するか

部分的な外注を検討している方は、自社での運用をどこまで行うのかについて考えておくことが重要です。

「どこまでを自社で運用するのか」範囲を予め決めておくことで、業者に依頼する部分の工数を大幅に削ることもできます。

例えば、コンサルで依頼する場合にも、

  • 戦略設計〜KW選定まで依頼する
  • 分析〜アドバイジングのみ依頼する

以上2つの場合では大きく金額が異なります。

コンサルを依頼する場合も、きちんと範囲を決めておかないと、後で大変なことになりかねないので注意しましょう。

成約1件当たりにかけられる費用(CPA)

先述したように、1件の成約にいくらかけられるのか大体の金額でも決めておくと、非常にスムーズに料金が決まります。

CPAの金額が決まっていれば、あとはどのくらいのPV数が必要で、そのために何をするべきなのかを決めることができるので見積もりも出しやすくなります。

概算での月額費用+期間

業者に依頼する際に、概算でも良いのでSEO対策にかけられる月額費用と、それを行う期間を決めておくことは重要です。

見積もりを送る側は、上限の予算を元に自社で出来ることを検討するので、予算が出ていると施策内容も決めやすいもの。

まずはざっくりでも良いので、月額費用+期間を決めておくことを忘れないようにしましょう。

まとめ|SEO対策は業者に丸投げしないのが大切

SEO対策は成功すれば、長期的に安定した検索結果からの流入を見込めるので、Web集客においては大きな役割を果たします。

ただ逆にやり方が悪いと、いくら内部対策をして、記事を入稿していったとしても、思うように結果がでないことも。

業者に依頼する場合にも、自社で1人は話が分かるような担当者を置いておけば、気づいたら全く結果が出ていなかった!という最悪の事態を防げます。

SEO業者に丸投げするのではなく、自分たちで運用する意識もきちんと持って、運用していくことを心がけましょう。

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