Amazonで自社商品を販売していると、転売屋による出品が行われ、対応に困っている出品者がいるのではないでしょうか。Amazonでは転売を禁止しておらず、転売が横行しやすい状況にあり、ブランドイメージの低下や値崩れなどさまざまな悪影響が出るおそれがあるため、転売対策が欠かせません。
本記事では、Amazon転売の対策と通報方法、転売対策に強い人気運用代行会社おすすめ4選をあわせて解説します。
マーケノートがおすすめする「しるし株式会社」では、ブランドのポテンシャルを最大限に引き出す運用代行・コンサルティング会社です。
転売対策や広告運用など各分野の精通したスペシャリストが在籍し、少数精鋭のプロが結集したチーム体制で、売上・利益アップやブランド価値の向上を実現します。
フル運用代行はもちろん、広告運用や転売対策など課題に対するピンポイントなご依頼も可能です。
ご依頼のご相談はもちろん、サービス内容や事例、費用など、気になることがございましたら、気軽にお問い合わせください。
Amazon(アマゾン)転売とは?
Amazon転売とは、小売店やネットなどで非公式に仕入れた商品を第三者に販売する「転売」がAmazonで行われることを指します。
Amazonでの商品を買い占めたり安く仕入れたりし、必要以上に価格を釣り上げてAmazon内で再販売することで、出品者やお客さまに悪影響を与える行為です。
しかし、Amazonにおいて転売は違法ではなく、禁止されていません。
Amazonのルールや法律による取り締まりが現状できないため、出品者はAmazon転売に関する正しい知識をもち、対策を講じる必要があります。
Amazon(アマゾン)転売を放置する4つのリスク
Amazon転売を放置すると以下の4つのリスクがあります。
- ブランドイメージが低下する
- 自社商品が埋もれることで売上や顧客を損失する
- 商品が値崩れを起こす
- 対応に追われ時間や労力を消耗する
4つのリスクを理解したうえで、転売対策を実施しましょう。
ブランドイメージが低下する
商品を購入するユーザーは正規販売店か転売かどうかを判断せずに購入しているため、悪質な転売屋が以下のような対応を行うと、出品者のAmazonレビューに悪い評価がつけられる可能性があります。
- 注文した商品と異なる商品を発送する
- 雑な商品梱包を行う
- 消費期限が切れた商品を発送する
本来のサービスと異なる対応によって、「商品の質が悪い」「サービスが雑だった」などブランドイメージの低下を引き起こします。ネガティブな商品レビューやSNSへの投稿などが行われれば、購入者以外にも悪いイメージが広がってしまうでしょう。
自社商品が埋もれることで売上や顧客を損失する
ユーザーのほとんどは「カートから購入」するため、転売屋がカートを獲得すると、自社商品の売上や顧客を取られてしまいます。
カートとは、商品ページに「カートに入れる」「今すぐ買う」といったボタンが表示される枠のことで、ユーザーの目に留まりやすいため、売上への影響が大きい部分です。
カート獲得の条件のひとつに競争力の高い価格設定があるため、転売屋が自社商品よりも安い値段で販売することで、転売屋の商品がカートを獲得し、転売屋の商品が上位に表示された結果、転売商品に顧客が流れてしまいます。
Googleで商品を検索する場合でも転売屋の商品がカートを獲得していると、転売屋の商品ページが表示されるため、転売屋の商品ページから購入されるケースが増えるでしょう。自社商品が埋もれてしまい、売上や顧客の損失につながるのです。
商品が値崩れを起こす
転売屋は少しでも利益を得ようと、商品価格を極端に下げる傾向があります。その結果、自社商品も価格競争に巻き込まれて値下げせざるを得なくなり、当初見込んでいた利益を失ってしまいます。
また、自社商品の価格がAmazon側から「高すぎる」と判断され「Amazonおすすめ」に表示されにくくなり、カートを失うのも大きなリスクです。
転売を放置していると、自社商品の価格戦略に関係なく商品価格が下がってしまう危険性がある点に注意しなくてはいけません。
対応に追われ時間や労力を消耗する
Amazonでの転売を放置すると、売上・利益への影響が出やすいため、早急な対応が必要です。しかし、以下のような対応を行うためには、時間や労力を消費しなくてはいけません。
- 商品ページの監視を行う
- すべての注文情報を見張る
- ユーザーからのクレーム対応に追われる
ユーザーの多くは正規販売店か転売屋か判断せずに商品を購入しています。そのため、転売屋がいい加減な対応をすると、正規販売店にクレームが入る恐れがあります。
最終的には時間や労力のリソースを奪われ、本来やるべき商品開発や販売戦略にかける時間を失ってしまいます。
Amazon(アマゾン)の転売を通報・対策する3つの手段
Amazonの転売を通報・対策すると、転売屋の排除または抑制が可能です。ここではAmazonの転売を通報・対策する3つの手段について解説します。
- AmazonBrandRegistryから知的財産権の侵害を報告する
- Amazonのコンディションガイドライン違反として報告する
- 転売屋に直接連絡する
それぞれの手順や注意点を理解して、適切な手段で転売を通報しましょう。
AmazonBrandRegistryから知的財産権の侵害を報告する
AmazonBrandRegistry(Amazonブランドレジストリ)とは、「ブランド登録」をしている出品者の権利を守るシステムです。ブランド登録によって、悪質な出品の事前停止や権利侵害のモニタリングなどのサポートを受けられます。
AmazonBrandRegistryでは、「知的財産権の侵害に関する報告フォーム」から知的財産権の侵害報告が可能です。
しかしながら、Amazonは転売を規制しておらず、「知的財産権の侵害に関する報告フォーム」は転売屋の通報用ではありません。虚偽申告や営業妨害と見なされた場合は、さらなるトラブルに発展する恐れがあるため、Amazonのガイドラインや法律に遵守した申告が求められます。
Amazonのコンディションガイドライン違反として報告する
Amazonには、「コンディションガイドライン」があり、下記カテゴリーでは新品のみ出品が可能です。
- ビューティー
- ペット用品
- 服&ファッション小物
- シューズ&バッグ
- ジュエリー
- ドラッグストア
- 食品&飲料
- 腕時計
そのため、上記カテゴリーで「中古品」の出品が判断できる場合、全てガイドライン違反となり、セラーセントラルにある「ガイドラインおよび規約違反の報告」から通報できます。
ただし、コンディションガイドライン違反として通報してもAmazon側が対応しない場合もあります。「虚偽の商品説明」の事実に加えて、Amazon側が措置をとりやすいように情報をわかりやすく伝えることが重要です。
転売屋に直接連絡する
自社が商標権を持っている場合、転売屋に直接連絡をすることで商品ページの取り下げ依頼をすることもできます。すぐに対応してくれる転売屋であれば、コストをかけずに転売の阻止ができます。
しかし、対応に応じてくれなかったり、逆上されてトラブルになったりする事例もあるため、やり取りには細心の注意が必要です。
Amazon(アマゾン)の転売を通報する3つのリスク
Amazon転売の通報時には、下記3つのリスクが潜んでいます。ここでは各リスクについて解説します。
- 申告に不備があるとペナルティにつながる恐れがある
- 申告相手とトラブルになる恐れがある
- 専門家に依頼すると費用や時間がかかる
リスクを十分に理解し、対策を講じたうえで通報しましょう。
申告に不備があるとペナルティにつながる恐れがある
Amazonでは転売を禁止していないため、申告に不備があるとペナルティを課される恐れがあります。
他の出品者への妨害や虚偽の申告と見なされた場合、AmazonBrandRegistryでの登録が抹消される恐れがあります。
そのため「転売屋だから排除してほしい」という理由ではなく、転売屋のガイドライン違反や法律違反の証拠を明確に提示しましょう。
申告相手とトラブルになる恐れがある
Amazonに転売を申告したり、直接対応を依頼したりした場合、連絡の無視や誠意がない対応をされる恐れがあります。転売屋から逆恨みされて状況が悪化し、大きなトラブルに発展しかねません。
トラブルに不安がある場合は、専門家に依頼するのも方法のひとつです。
専門家に依頼すると費用や時間がかかる
Amazon転売の対応を弁護士に依頼すると、申告相手に対する内容証明の作成やトラブル対応などのサービスを受けられます。たとえば転売屋に明確な違法性があり、転売屋へ直接連絡をする場合に有効でしょう。
しかし、弁護士への依頼費用ややり取りの手間がかかってしまう点に注意が必要です。Amazon運営に支障が出るケースもあるため、コストやリソースを考慮したうえで依頼を検討しましょう。
Amazon(アマゾン)で転売を予防する3つの対策
Amazonの転売は予防も可能です。ここではAmazonで転売を予防する以下3つの対策について解説します。
- 商品ページ上に注意書きをする
- 価格を下げてカートボックスを獲得する
- 特典をつけてオリジナル商品として販売する
Amazon転売を未然に防いで、ブランドイメージや売上を守りましょう。
商品ページ上に注意書きをする
転売商品が散見される旨の画像と注意書きを商品ページ内に表示させることで、ユーザーへの注意喚起と今後Amazon側へ申告する際の裏付けとなります。
転売をするリスクを伝えられるため、結果として転売屋の抑制につながります。
ただし、抑制力は弱く、限定的な効果に留まります。あくまで注意喚起ととらえ、転売を発見した際には迅速に対応しましょう。
価格を下げてカートボックスを獲得する
カートボックスの獲得が売上に直結し、転売屋からの商品購入を抑えられるからです。
しかしながら転売屋との価格競争に至りやすいため、根本的な対策としては不十分といえます。不用意な値下げは利益減少につながるため、適正価格の範囲で価格を調整しましょう。
特典をつけてオリジナル商品として販売する
Amazon限定の特典をつけて、新しい商品ページ(ASIN)を確保すると、相乗り出品や転売を予防できます。
転売屋による同じ形態の出品ができなくなるため、対策の効果は大きいでしょう。オリジナル商品を提供する体制やコストなどを考慮したうえで、出品を検討してください。
Amazon(アマゾン)の転売対策が得意な運用代行会社4選
転売屋に向けて誤った転売対策をすると、かえってAmazon内での出品者の権利を失いかねません。また、転売対策は多岐に及ぶため、時間や労力をかけるにも限度があります。
そこでAmazonの転売対策を運用代行会社に任せると、転売対策に自社の手間や時間をかけずに売上やブランドを守ることができます。
ここではAmazonの転売対策が得意な運用代行会社4社を紹介します。
転売対策の特徴をおさえて、自社の課題を解決してくれる運用代行会社を選びましょう。
しるし株式会社
料金体系 | 月額固定費 |
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サポート内容 | ・SEO対策 ・広告運用 ・商品ページ改善 ・レビュー管理 ・転売対策 ・分析ダッシュボードの提供(特許取得) |
特徴 | ・Amazonとパートナーシップを結ぶプロがサポート ・EC運用をまるまるおまかせできる ・特許を取得した独自システムで利益を最大化できる |
公式HP | https://shirushi-bxo.com/ |
しるし株式会社は、ブランド体験の最適化をミッションに掲げるEC運用代行会社です。各分野のスペシャリストによるEC運用チームが、ブランド戦略から販売戦略まで一貫してサポートします。EC運用を包括的に代行し、売上粗利の拡大とブランドの発展をバックアップしているのが特徴です。
「転売検知システム」と「購買分析システム」でそれぞれ特許を取得し、転売対策と同時にデータ分析のワンストップ化を実現します。
転売対策では、ツールによる24時間体制で毎日30分ごとにクライアントの全商品に対して転売がないかを自動パトロール。発見した転売に即時対応できるように、シフト体制でスタッフも配置しています。
精度の高い転売システムと万全の体制によって、悪質な低評価や値崩れなどを防ぎ、ブランドの価値を守れるのが魅力です。
高精度な転売対策でブランド保護や売上拡大を目指したい方は、ぜひしるし株式会社にご相談ください。
マーケノートがおすすめする「しるし株式会社」では、ブランドのポテンシャルを最大限に引き出す運用代行・コンサルティング会社です。
転売対策や広告運用など各分野の精通したスペシャリストが在籍し、少数精鋭のプロが結集したチーム体制で、売上・利益アップやブランド価値の向上を実現します。
フル運用代行はもちろん、広告運用や転売対策など課題に対するピンポイントなご依頼も可能です。
ご依頼のご相談はもちろん、サービス内容や事例、費用など、気になることがございましたら、気軽にお問い合わせください。
株式会社chipper
料金体系 | 月額固定費 + 成果報酬 |
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サポート内容 | ・転売対策 ・カスタマーレビュー施策 ・Amazon SEO対策 ・広告運用 ・ストア・商品ページ最適化 ・データ分析 ・効果測定 など |
特徴 | ・24時間体制の転売チェック ・転売業者への連絡代行 ・初回コンサルティング費用無料 |
公式HP | https://corp.chipper.co.jp/ |
株式会社chipperは、Amazon出身メンバーが指揮を執るEC運用代行会社です。豊富な経験によって培われたEC運用ノウハウで、売上拡大と円滑なEC運用を実現します。
不正転売によるカート獲得率低下への対策に特化したサービスを実施しています。24時間体制で転売をチェックし、相乗りによる転売を抑制、カート獲得率アップを目指します。また、データ分析にとどまらず悪質なカスタマーレビューへの対処も行います。
単品定期販売を中心に特化し転売対策に手が回っていない方は、株式会社chipperに依頼してみましょう。
株式会社サイバーレコード
料金体系 | 要問い合わせ |
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サポート内容 | ・転売対策 ・ショッピングカート獲得 ・Amazon SEO対策 ・広告運用 ・ストア・商品ページ最適化 ・データ分析・効果測定 など |
特徴 | ・ブランド保護 ・相乗りしづらい商品提案 ・運⽤実績や広告実績をレポートとして月次報告 |
公式HP | https://www.cyber-records.co.jp/ |
株式会社サイバーレコードは、ブランド保護と転売対策に強いEC運用会社です。ブランディング再構築の提案を行い、転売させずに売上の最大化を目指す商品戦略を実施しています。
相乗りや転売の余地がない商品を提案し、魅力的なブランドイメージを訴求するとともに、運⽤実績や広告実績をレポートとして月次報告をし、販売戦略を構築するのが特徴です。
カート獲得や転売対策に困っている方は、株式会社サイバーレコードに依頼してみましょう。
NE株式会社(旧Hameeコンサルティング株式会社)
料金体系 | 月額固定費 |
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サポート内容 | ・Amazon SEO対策 ・広告運用 ・ストア・商品ページ最適化 ・データ分析・効果測定 など |
特徴 | ・単月契約 ・サイト解析、レポートを無料で試せる ・ロジスティクス調整も代行可能 |
公式HP | https://hamee-consulting.co.jp/ |
NE株式会社(旧Hameeコンサルティング株式会社)は、Amazon運用代行とコンサルティングを行うEC運用代行会社です。実績に自信があるからこそ、1ヶ月単位の契約に対応しています。
Amazon独自の仕組みを理解し、カート獲得や価格戦略を実施します。高品質かつ低価格で、ECサイト全体の運用最適化を図れるのが特徴です。
なるべく経費をかけずに転売対策をしたいと検討している方は、NE株式会社(旧Hameeコンサルティング株式会社)に依頼してみましょう。
Amazon(アマゾン)の転売を対策しながら、未然に防いで売上やブランドを守ろう
重要なのは、転売を放置するリスクや通報時の注意点を正しく理解したうえで、適切な対策を講じることです。
転売によるブランドイメージ低下や値崩れは、Amazon運用にとって大きな打撃となります。売上拡大やブランド保護を目的として、Amazon転売に対して先手を打つことを欠かせません。
しかし、転売対策は多岐に及ぶため、時間や労力をかけるにも限度があります。
EC運用代行会社にAmazonの転売対策を任せると、転売対策に自社の手間や時間をかけずに、売上拡大とブランド保護が可能です。EC運用代行会社の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
マーケノートがおすすめする「しるし株式会社」では、ブランドのポテンシャルを最大限に引き出す運用代行・コンサルティング会社です。
転売対策や広告運用など各分野の精通したスペシャリストが在籍し、少数精鋭のプロが結集したチーム体制で、売上・利益アップやブランド価値の向上を実現します。
フル運用代行はもちろん、広告運用や転売対策など課題に対するピンポイントなご依頼も可能です。
ご依頼のご相談はもちろん、サービス内容や事例、費用など、気になることがございましたら、気軽にお問い合わせください。
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