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今さら聞けない検索エンジンとは?仕組み・最新のランキングなど徹底解説!

今や私たちの生活の中でインフラとなっていると言っても過言ではない「検索エンジン」。

困ったこと、知りたいことがあった時に、検索窓に入力すれば、どんな情報も入手できるのは検索エンジンが存在するおかげです。

大半の方は、検索エンジンが何のことを指すのか、ぼんやり理解してはいるものの、

  • 検索エンジンの仕組み
  • そもそも検索エンジンはいつからあるのか
  • 世界的に利用されている検索エンジンはどこか
  • 上位表示させるために必要なこと

など詳しいことは分かっていないはず。

サイトのSEO対策などを任されている方ならなおさら、検索エンジンとは何か社内で説明できるくらい詳しくなっておかなければなりません。

結論から言えば、SEO=検索エンジン最適化のことなので、検索エンジンについて深く学ぶことで、より深くSEO対策を行うことが可能です。

この記事では、検索エンジンとは一体どんなシステムなのかについて、仕組み・最新の情報も交えて徹底解説していきます。

読み終えれば、あなたも検索エンジンにまつわる知識のほとんどを理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

検索エンジンとは「ネットの情報を検索できるプログラム」のこと

検索エンジンとは「検索窓に知りたいことを打ち込むだけで、インターネット上から関連性の高いWebサイトを一覧で表示してくれる」システムのこと。

検索エンジンが登場する以前、人々は知りたいことがあったら、図書館に行ったり、人に話を聞いたりするしかありませんでした。

現在知りたい情報を何でも知ることができるのは、検索エンジンにおける大きな功績とも言えます。

大規模な検索エンジンにおいては、80億ページ以上のページ検索が可能で、既に存在する単語ならほぼ全ての情報を収集することが出来るでしょう。

検索エンジンとブラウザの違い

「検索エンジン」と「ブラウザ」の違いが分からず、完全に混同している方も少なくありませんよね。

ブラウザとは、公開されているWebページ閲覧するためのソフトウェアのこと。

具体的には、下記のような代表的なブラウザが存在します。

  • InternetExplorer(IE)
  • Firefox
  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Safari

一方で代表的な検索エンジンは、

  • Google
  • Yahoo!
  • Bing

などが存在します。

私たちが普段Webページを見るために利用しているのは、あくまでもブラウザです。

検索エンジンは、インターネット上の情報を集めて、整理整頓し、検索結果に表示するシステム。

Webページを閲覧できるのは、検索エンジンがはじき出した結果を、ブラウザによって表示させているからであり、検索エンジンのみでは不可能なのです。

仮に「車」で例えるなら、2つはそれぞれ

  • ボディ(外身)・・・ブラウザ
  • エンジン(中身)・・・検索エンジン

と例えられます。

エンジンだけでは車は走りませんし、ボディの金属部品だけでも走ることも不可能ですよね。

外身と中身がきちんと組み合わさっているからこそ、ブラウザによって検索エンジンの結果を判断することができるのです。

検索エンジンの仕組み

検索エンジンでは大きく分けて3つのことを行っています。

  1. クローリング(情報の検出)
  2. インデックス(整理)
  3. 検索アルゴリズムによるランキング(順位付け)

それぞれ検索エンジンにおいて、非常に重要な仕組みなので、各フェーズで何が行われているのか理解しておきましょう。

クローリング(情報の検出)

クローリングとは、検索エンジンのクローラーと呼ばれるロボットが、Web上を巡回して情報を取得すること。

基本的にクローラーは既にデータベースに登録されているWebサイトから、リンク先へ遷移して巡回していきます。

このクローラーがリンクを辿って、Webサイトやページに巡回してきた時に、検索エンジンは初めてページの存在を認知するのです。

ページに辿り着いたクローラーはすぐに解析(パーシングとも言う)を始め、情報を処理して、検索アルゴリズムが処理しやすい変換します。

解析の際にリンクを見つけたら、またそのリンク先に飛んで、同じ作業を繰り返しおこなうのです。

インデックス(整理)

クローラーが改修してきた情報をデータベースに登録することを「インデックス」と呼びます。

Webサイトではデータベースに登録された時に「インデックスされた」のように使われており、検索される準備が整ったという状態のことでもあります。

検索結果に早く表示されるためには、早くインデックスされるということが必要不可欠。

自サイトのWebページがどのようにインデックスされているかは、Google Search Consoleの「URL検査」から調べられるので、チェックしてみてください。

検索アルゴリズムによるランキング(順位付け)

検索エンジンはインデックスされたWebページの中から、検索したワードと関連性の高いページを選出して順位付けを行います。

この順位付けは「ランキング」と呼ばれており、各々の検索エンジンによって設定されている独自のアルゴリズムによって決められています。

ちなみに検索アルゴリズムは、基本的に非公開にされているため、具体的に評価項目知ることはできません。

しかし基本的に、検索エンジンはユーザーにとって有益なWebページを上位表示するため、良質なコンテンツを作ることが何よりも重要であると言われているのです。

検索エンジンの歴史

もともと1990年に「Archie」という世界初の検索エンジンがありましたが、あまり普及せず、1995年に撤退しています。

検索エンジンが利用されるきっかけになったのは、1994年にスタンフォード大学のジェリー・ヤンとデビット・ファイルが開発したYahoo!でした。

この時期には、Infoseek、Lycos、Exciteなどの多数の検索エンジンがシェアを争っており、まさに群雄割拠の時代だったといいます。

今や世界的に最もシェアされている検索エンジンとなったGoogleは、1998年にサービスを開始したため、検索エンジンの歴史で見ると、実はかなり後発なのです。

ではなぜGoogleが他の検索エンジンを淘汰する結果になったのか。

それはGoogleが「検索エンジン」という機能そのもののクオリティが他の追随を許さないほど高かったからだと言われています。

当時各検索エンジンは、今のYahoo!のようにポータルサイト化していく流れがありました。

しかしGoogleはあえて、その流れに逆らって、バナー広告などを排除したシンプルな画面と検索エンジンの質だけで勝負し、結果的に世界No.1の検索エンジンになったのです。

日本における検索エンジンの歴史

日本ではYahoo!JAPANが長らく高いシェアを誇っていましたが、実はYahoo!が登場する1995年以前にも検索エンジンは既に日本に存在していました。

当時の有名な検索エンジンだと、

  • 「千里眼」…早稲田大学の学生によって制作
  • 「ODiN」…東京大学の大学院生によって制作

など個人の学生によって作られたモノが実際に利用されていたと言います。

今当たり前に、米国大企業Googleの検索エンジンを利用している私たちからすると、少し考えられない話ですよね。

その後、1995年にソフトバンクがアメリカのYahoo!株を買い取り、Yahoo! JAPANをリリース。

もともとアメリカでの知名度もあったことから、一気に検索エンジンとしてのプレゼンスを確立し、最も使われる検索エンジンとしてシェアを確保していました。

ただ2000年にGoogleが日本でのサービスを開始すると、2001年にYahoo!の検索エンジンに利用されることが決定しました。(2004年に提携を停止)

その結果、徐々に人々の間にGoogleの検索エンジンの利便性が浸透していき、結果的に日本でもGoogleが最も使われる検索エンジンとなったのです。

【2021年最新版】検索エンジンの世界シェアTOP5

実際に世界ではどの検索エンジンがどのくらいのシェアを確保しているのか気になりますよね。

今回はブラウザをはじめ、検索エンジンの世界的なシェアに関するデータを公表している、Stats Counterのデータを参考に、検索エンジンの世界シェアTOP5を割り出しました。

引用元:Stats Counter

2021年現在、世界で使われている検索エンジンのシェアTO5は以下の通り。

  1. Google
  2. bing
  3. Yahoo!
  4. Baidu
  5. YANDEX

あまり聞いたことのない検索エンジンもあるかもしれませんが、日本で使われていないものもあるので、知っておくと良いでしょう。

Google

当然、2021年現在も世界で最もシェアされている検索エンジンはGoogleです。

検索市場において圧倒的な影響力を誇っているGoogleは、月間アクセス数600億を記録する巨大な検索エンジンであり、今後もTOPの検索エンジンであり続けることが予想されます。

最近では検索エンジンだけではなく、スマホデバイス販売、自動運転、金融など様々な事業にチャレンジしており、かなり面白いことが起こりそうです。

bing

Microsoft社が2009年に発表した検索エンジン「bing」。

検索エンジンとしてはかなり後発ではありますが、Windows10にデフォルトで搭載されていることもあってか、世界第2位の地位を築いています。

Yahoo!

日本でもお馴染みの「Yahoo!」は2021年現在、世界第3位という結果に。

時代遅れだと言う人も少なくありませんが、ポータルサイトとしての機能を備えており、メール、ニュース、株価などをチェックしたい方には向いているかもしれません。

Baidu(百度)

Baidu(バイドゥ)は中国国内にて70%以上のシェアを持っている大型の検索エンジン。

基本的に日本国内では利用されていないため、全く馴染みがない方も多いかもしれませんが、中国では国内最大シェアを誇ります。

ちなみに政府の方針で、厳しく検閲されるようになっており、民主主義を支持するようなサイトはブロックされる作りになっています。

YANDEX

世界で5番目に利用されている検索エンジンとしてランクインしたのが、ロシアで圧倒的なシェアを誇る「YANDEX」。

基本的にロシアではYANDEX利用されており、他にもウクライナ、カザフスタン、トルコなどでも人気のある検索エンジンです。

【2021年最新版】日本での検索エンジンのシェアTOP5

世界の検索エンジンと日本の検索エンジンはどのくらい違いがあるのでしょうか。

引用元:Stats Counter

具体的なデータを見ると日本の場合は、bingよりもYahoo!が未だ20%ほどのシェアを確保して2位であることが分かります。

日本で最初に検索エンジンとして入ってきたのは、Yahooo!JAPANであったことから、未だに検索エンジンとして一定のユーザーから支持されているようです。

検索エンジンで上位表示させるために重要な3つのこと

2021年現在、検索エンジンのシェアはGoogleであることから、SEO対策で意識すべきも当然Googleの検索エンジンであることが分かります。

Webサイトを検索結果で上位表示させるために、重要なことは主に3つ。

  1. 検索するユーザーの意図を汲み取る
  2. 良質なコンテンツを制作する
  3. 内部・外部SEO対策を入念に行う

検索するユーザーの意図を汲み取る

選定したキーワードで上位表示させたいのであれば、まずは検索するユーザーの意図をきちんと汲み取ることが1番重要。

例えば「スマホ 安く買う」というキーワードで上位表示させたいとしたら、このユーザーの検索意図を徹底的に考えます。

  • 安く買う方法を知りたい
  • どこで安く買えるか知りたい
  • ネットと店舗どちらが安いか知りたい
  • メルカリ・ヤフオクなどは大丈夫なのか知りたい

上記のように、ユーザーのニーズは考えれば考えるほど沢山出てくるはずです。

この意図を汲み取る力がないと、狙ったキーワードで上位表示させることは絶対に難しいので注意しましょう。

良質なコンテンツを制作する

Googleの信念は基本的に「ユーザーにとって有益な情報を提供する」ということ。

つまりSEOで上位表示させたいのであれば「良質なコンテンツを制作する」ことが最も重要な要素なのです。

良質なコンテンツを制作するためには、

  • 充足したコンテンツ量の記事を制作する
  • EATを意識して制作する
  • 画像・図解などを使って見やすくする

など様々な方法が存在します。

GoogleはWebマスター向けガイドラインにて、どんなコンテンツが上位表示されるのか、を明示しているので、ぜひ参考にしてみてください。

内部・外部SEO対策を入念に行う

SEO対策には内部対策と外部対策の2つの対策が存在します。

  1. 内部対策…検索エンジンに正しく情報が伝わるように設計・記述する
  2. 外部対策…被リンクを獲得する

内部対策はタイトル・見出し・ディスクリプションなどをきちんと記述する、またページをインデックス登録させるなどが主な対策です。

外部対策は外部から自サイトに向けてリンクをもらうために、SNSなど他拡散経路を作ったり、シェアされやすいコンテンツを作ったりします。

どちらとも対策をきちんと行うことによって、より上位表示する確率が高まるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ|SEO対策はGoogleだけ考えておけば問題ない

検索エンジンは世界中に様々な種類のものが存在しますが、現在は圧倒的にGoogleがシェアを独占している状況です。

日本でも同様で、検索エンジンはほぼGoogleのものであると言っても過言ではありません。

SEO対策を考える時も、基本的にGoogleの検索エンジンでの対策のみを考えておけば問題ないと言えるでしょう。

検索エンジンについて理解することは、SEOについて理解するのも同じ。

Web担当者・Webマーケターの方は、本記事を参考にして、SEO対策をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

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