自サイトや競合サイトがどこから被リンクを獲得しているのか調査する際に、非常に重宝されているのが被リンクチェックツール。
SEO対策に取り組んでいる方の中には、まずは無料の被リンクチェックツールを利用して、自社または競合の被リンクをチェックしたいと考えている方も多いですよね。
実際に無料でも被リンクチェックを行うことは可能ですし、ツールも多いのですが、中には性能的におすすめ出来ないものも。
この記事では、無料の被リンクチェックツール合計10個を真剣に検証し、3つを厳選して紹介しています。
読み終えれば、あなたも無料で被リンクチェックツールを行う際に、何を利用すれば良いか分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
被リンクはSEO対策において超重要な要素
被リンクとは外部サイトで設置されている自社サイトのリンクのこと。
SEO対策において「被リンクの獲得」は、非常に重要な要素のひとつであり、良質な被リンクを多数獲得すればするほどドメイン自体も高く評価されます。
「被リンクを獲得している」=「多数のメディアでシェア・引用されている」ということなので、良質なコンテンツ・サイトであると評価を受けられます。
初心者の方向けに「被リンクとは何か」について以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
被リンクをチェックするメリット3つ
被リンクの重要性について理解しているものの、具体的にどのようなメリットがあるのか理解できていない方も多いはず。
具体的に、被リンクをチェックしておく主なメリットを3つ挙げてみました。
- 被リンクをもらいやすい記事が分かる
- スパムリンクの対策ができる
- 自サイトのドメインパワーを知れる
被リンクを調べる具体的な意味を理解することは、自社のSEO対策をさらに改善することにもつながるので、ぜひ参考にしてみてください。
被リンクをもらいやすい記事が分かる
サイト内の被リンクをもらっている記事を理解することで、ユーザーからどのような記事が評価されているのかを知ることができます。
「良質な被リンクを多数獲得する=サイトの評価を上げる」ことなので、同じような記事を作れば、さらに被リンクを獲得できる可能性が高いです。
傾向を理解することで、より効率的にサイトの評価を上げることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
スパムリンクの対策ができる
被リンクには良質なものだけでなく、悪質なスパムリンクが存在します。
多数のスパムリンクが貼られていると、Googleから悪質なサイトであると評価され、SEOに大きく影響が出てしまうことも。
Googleからペナルティをもらってしまうと、良質なコンテンツを作っていても、なかなか順位が上がらないということにもなりかねません。
普段から定期的に被リンクチェックを行っていれば、スパムリンクが貼られていた場合、すぐに対応を行うことができます。
Googleから手動でペナルティをくらうほどのスパムリンクが貼られることは稀ですが、サイトの評価を損ねかねないので注意しましょう。
サイトのドメインパワーを知れる
自サイト・競合サイトがどのくらい、どのようなレベルのサイトから被リンクを獲得しているか知れれば、ドメインパワーを予測できます。
ドメインパワーとは、そのサイトが検索エンジンからどのくらい評価されているかを表す指標であり、SEOにおいては非常に大きな影響を与えます。
例えば、競合サイトのドメインパワーが自サイトと比較して圧倒的に強ければ、事前にリサーチした時に「そのサイトと同じジャンルでは戦わない」という判断もできますよね。
マーケティングにおいては非常に重要な「3C分析」を行う上でも、被リンクチェックは絶対に行っておく必要があると言えるでしょう。
被リンクチェックツールでチェックすべきポイント
被リンクチェックツールを利用する際、具体的にチェックすべきポイントは基本的に次の3つだけ。
- 被リンクの量
- 被リンクの質
- 被リンクのアンカーテキスト(リンク対象のテキスト)
まず被リンクの量・質は、ともにサイトへの評価に大きく影響を与える要素なので、きちんとチェックしておくべきです。
またそれ以外にも、リンクが貼られている対象のテキスト(アンカーテキスト)も被リンクの質を評価する際に重要です。
Googleのクローラーは正しくアンカーテキストが設定されているかどうかも重要視しているので、おかしな文言になっていないか調べておきましょう。
無料で使える被リンクチェックツールおすすめ3つ
今回は無料の被リンクチェックツール10個の中でも、特におすすめ出来るツールTOP3を紹介しています。
- Google Search Console
- Back Link Checker
- Back Links(UberSuggest)
- SEOチェキ!
- hanasakigani.jp
- SEOTOOLS
- Moz
- OpenLinkProfiler
- WebMeUp
- SiteExplorer
具体的なポイントとしては、以下の3つの基準で選びました。
- UIの使いやすさ
- 会員登録の必要性
- 精度の正確性
使いやすいツールであるかは大前提として重要ですが、会員登録しないと利用できないようなもの、精度がかなり低いものなども見受けられました。
今回紹介する3つのツールは、それぞれ無料で利用するなら絶対に検討して欲しいツールなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1位 Google Search Console
Googleが無料で提供しているWeb解析ツール「Google Search Console」なら、Webサイトを運用していれば誰でも被リンクチェックが可能です。
普段は検索流入のあるKWを調べたり、サイトマップを送信したりする場合に使うことが多いかもしれませんが、自サイトの被リンクを調べる際にも役立ちます。
ただあくまで調査可能なのは、自サイトだけであり、競合サイトなどの調査は行うことができないということは覚えておきましょう。
2位 Back Link Checker(無料版)
世界中で利用されているWeb解析ツール「Ahrefs」が提供している、無料版の被リンクチェックツール「Back Link Checker」。
本来「Ahrefs」は有料ツールであるため、お金を払わないと使えませんが、被リンクチェックツールに関しては一部無料で利用することができます。
Ahrefsは世界でもGoogleの次に正確かつアクティブなクローラーを使っており、データも正確性が高いことから幅広く利用されています。
無料版では30~40リンクほどしか利用できませんが、正確性は確かなので、積極的に利用することをおすすめします。
3位 BackLinks(無料版)
こちらもAhrefs同様、有料ツール「UberSuggest」の無料版ですが、精度が非常に高いとして人気を集めているツールのひとつでもあります。
検索回数に制限こそかかっているものの、自社サイトのドメインパワーは相対的に見て強いのか、被リンクを得た時期なども把握可能です。
会員登録が求められますが、登録しなくても利用できるので、ぜひ調べたいドメイン名を検索してみてはいかがでしょうか。
無料の被リンクチェックツールは精度が低いことも
無料の被リンクチェックツールは、コストをかけずに利用できる一方で、検索エンジンの精度が低いものが多いのも現状です。
有料の被リンクチェックツールと比較すると、閲覧できるKW数に限りがあったり、正確に出なかったりと使いにくいことが多いもの。
あまり参考にならない被リンクチェックの内容を、信用して改善を行うのはかなり危険です。
今回紹介しているツールに関しては、信用して利用できるものを紹介していますが、Google Search Console以外の2つは元々が有料ツールなので利用に制限があります。
SEO対策を本格的にやっていきたいと考えているのであれば、お金を払って有料の被リンクチェックツールを利用するのが賢明。
有料ツールは必ず被リンクチェック以外の機能も搭載されており、他のSEO施策にも利用できることが多いので、ぜひ前向きに検討することをおすすめします。
有料の被リンクチェックツールおすすめ2つ
被リンクチェックを行う上でおすすめのツールは具体的に2つ。
- Ahrefs
- Majestic SEO
どちらも被リンクチェックツールとして以外に利用する際も、非常に優秀なツールなので、ぜひ利用を検討してみてください。
Ahrefs
世界的なシェアを誇っているAhrefsは、月額制であり$99(約1万円)から利用することが可能です。
先述した「Back Link Checker」の全ての機能が利用できると共に、競合調査・KW選定の際にも非常に活躍してくれるのでおすすめ。
様々な企業に導入されている実績もあり、かゆいところに手が届くようなツールなので、本格的にSEO対策したい方にはもってこいのツールだと言えるでしょう。
Majestic SEO
イギリスに本社を構えている「Majestic」が開発している「Majestic SEO」も、Ahrefs同様に世界的に有名なSEOツール。
日本語対応が若干怪しいのが弱点ではありますが、全体的な使用感は特に問題ありません。
価格はAhrefsの半額ほどの$49から利用できるので、Ahrefsよりも廉価なツールを探している方は、ぜひ利用してみてください。
まとめ|正確に知りたいなら無料ツールより有料ツールがおすすめ!
先述したように被リンクチェックツールは無料のモノでも問題なく利用できますが、機能が大幅に制限されていたり、精度が怪しいものもあります。
今回紹介した3つのツールに関しては、かなり信頼できるツールであるため、おすすめしていますが、正直なところ他のツールは全くおすすめできません。
きちんと本格的にSEO対策を行っていきたいのであれば、無料ツールよりも有料ツールを利用した方が間違いなく使いやすくストレスも少ないもの。
無料から使い始めるのは問題ないかもしれませんが、慣れてきたらなるべく有料ツールの導入するのを忘れないでくださいね。