Webサイトを運営する上で、PV数・セッション数は多くのマーケターにとって、気になる指標のひとつですよね。
ただ、これからWebサイトの運用・Webメディアの運営を始める方の中には、目標の数値を設定する際に
「どのくらいのPV数を目安にすればよいのか」
がさっぱり検討もつかない方も多いはず。
この記事では、
- PV数の定義
- セッション数の定義
- PV数の目安
- PV数の増やし方
について、徹底解説します。
読み終えれば、PV数とセッション数への理解だけでなく、PV数の増やし方が分かるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
PV数の定義
PV数(ページビュー数)とは、特定のWebページが閲覧された回数です。
ページ毎のPV数が分ければ、どのページにユーザーが注目しているか把握できます。
ページ階層ごとのPV数を比較することで
- 画面遷移の容易さ
- コンテンツ内容の妥当性
が見えてきます。
ちなみに、一人のユーザーが
- トップページ
- ページA
- ページB
といった順番で、ページ内を閲覧した場合のPV数は3です。
PV数は、サイト運営の中で重要視される指標のひとつになっています。
セッション数の定義
セッション数とは、ユーザーが特定の期間内にWebサイトにアクセスした回数です。
セッションとは、ユーザーが特定のWebサイトにアクセスして、離脱するまでの一連の流れを指します。
具体例を挙げると、
- ユーザーAは、13〜14時の間にWebサイトCを2回訪問した
- ユーザーBは、13〜14時の間にWebサイトCを1回訪問した
上記の場合のセッション数は3です。
14時を超えてから、ユーザーAとBがWebサイトを訪問しても、セッション数にはカウントされません。
Webページに訪問したあとで、何の操作も行わず30分以上経過した場合も、セッション数はリセットされます。
PV数の目安
PV数の目安は、Webサイトの形式や発信ジャンルによって異なります。
ブログやECサイト、コーポレートサイトなど、月間でのPV数の目安もさまざまです。
続いては
- 月間PV数の目安
- 月間PV数ランキング
について解説していきます。
コンテンツ作成する上での、ひとつの目安にしてみてくださいね。
月間PV数の目安
月間PV数は、発信ジャンルやWebサイトの目的によって目安が異なります。
Webサイトを立ち上げて数ヶ月で、月間1万PV以上になるサイトもあれば、アクセスに伸び悩むサイトもあります。
それぞれの月間PV数の目安は、下記を参照ください。
月間PV数の目安 | |
---|---|
ブログ(BtoB) | 100,000PV |
ブログ(BtoC) | 100,000PV |
ECサイト | 10,000PV |
コーポレートサイト | 3,000PV |
あくまでも、数値は一般的な目安です。
「PV数が多い=サイト回遊率が高い」わけではないので、注意しましょう。
PV数ランキング
続いて、日本におけるPV数ランキングを1〜10位まで発表していきます。
2022年2月の、1日あたりの平均PV数を基に算出しています。
企業名 | |
---|---|
1位 | |
2位 | YouTube |
3位 | Yahoo |
4位 | Amazon |
5位 | |
6位 | Wikipedia |
7位 | Rakuten |
8位 | |
9位 | |
10位 | Fc2 |
PV数の記載はありませんでしたが、GoogleやYouTube、Yahooなどのポータルサイトが上位を占めていることが分かりました。
PV数を増加させる5つの方法
ここからは、PV数を増加させる具体的な5つの方法についてご紹介。
言葉の定義やPV数の目安が分かったところで、ひとつずつ解説していきます。
SEO
SEO(Search Engine Optimization)は、Webサイト内を改善して、検索結果で上位を獲得する方法です。
SEOでは、GoogleやYahooなどの検索エンジンを活用した自然検索が一般的とされています。
- PV数
- 直帰率
- 滞在期間
- 問い合わせや売上に関するCV件数
などもSEO対策において、重要な指標になります。
SNSマーケティング
SNSマーケティングは、ソーシャルネットワークサービスを用いて、広告や自然流入を増やす施策のひとつです。
現在(2022年3月時点)は
が主流となっています。
各SNSで、
- 信頼
- トラフィック
- ユーザーの特性
を獲得できます。
リスティング広告
リスティング広告は、特定のキーワードを検索結果上に、広告として表示させる方法です。
検索結果の上位に表示されるので、購買意欲が高いユーザーに対して効果が期待できます。
出稿費がかかりますが、キーワードの意図を正しく把握していれば、有効な施策です。
- Google広告
- Yahoo広告
が一般的に活用されています。
出稿費の相場は、10〜50万円です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイト上に画像や動画をバナー広告として表示して、流入を増やす施策です。
代表例は
- メディア
- YouTube広告
- Google広告
- Yahooプロモーション
があります。
リスティング広告よりも、認知度を広める目的として、活用される場合が多いです。
ディスプレイ広告の掲載費は、月間20〜50万円が相場とされています。
メールマーケティング
メールマーケティングとは、事前に用意した配信リストにメールを配信して、プロモーションを図る施策です。
メールマーケティングの目的は
- 集客
- サービスの購入
- ブランドや商品のファン育成
などさまざまです。
1対1のような個人間のやりとりではなく、1度のメールで複数人に送信できます。
まとめ|PVの目安を把握して、多くのユーザーを集めましょう
PV数の目安を把握しておくだけで、コンテンツを制作する際の指標になります。
Webサイトを訪問したユーザーでも、PV数とセッション数では
- 閲覧された回数
- アクセスされた回数
といった違いがあるので、定義を理解して、サイトを運営する際に活かしましょう。
PV改善の際には、改修ポイントが分からない状態に陥らないことが重要です。
現状の数値を正確に把握して、Webサイトに多くのユーザーを集めましょう。