「社内のWeb担当者をいきなり任された!でも何から学べばいいのか・・・」
「とりあえず実務で使える知識が最低限身につく書籍があれば知りたい!」
Web担当者を任されても、自社でノウハウがなかったりすると、具体的に「何から手をつければ良いのかさっぱり分からない」という方が大半。
とりあえず施策を始めてみても、何も分からず右往左往してしまい、結局数ヶ月何の成果も得られないまま終わってしまうこともあります。
何も知識がない状態から脱却するためには、まず書籍を数冊読んでWebマーケティングの知識をつけるのが1番。
Webマーケティングについて書かれた書籍は非常に沢山出版されているため、独学で最低限の知識を身につけることが可能です。
この記事では、Web担当者になったばかりの方が、最低限読んでおきたいWebマーケティング本10冊を紹介しています。
読み終えれば、あなたもWeb担当者として最低限必要な知識が何か、どの本を読めばいいのか分かるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
Web担当者が行う主な業務5つ
Web担当者の方が行う主な業務として挙げられるのは主に5つ。
- Webマーケティング施策の企画立案
- SEO対策
- リスティング広告運用
- SNS運用
- Webサイトの分析・解析
それぞれ非常に重要な業務なので、まだWeb担当者のお仕事の全容が分かっていない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Webマーケティング施策の立案
社内で1からWebマーケティングに取り組む場合、まずはどのように自社のWebサイトを活用していくのか施策を立案する業務から始まります。
ひとくちに「Webマーケティング」とはいっても、自社で得たい結果や、改善したい内容によって行う施策は大きく変わってきます。
例えば、SEO対策は自社内で運営していけば、費用を抑えながら継続的な流入が見込めますが、半年から1年単位で続けていかないと中々成果が見えません。
リスティング広告運用は、予算さえあれば、すぐに検索結果にリーチさせることができますが、予算を投下し続けないと継続的な流入は見込めないのです。
自社の予算配分や戦略によって大きく施策も変わってくるため、どのような施策を行うのかを選定することも非常に重要な業務になります。
SEO対策
自社でメディアを作って運営し、検索からの自然流入を狙うのが主な施策としてのSEO対策です。
SEO対策の良い面は、自社で長期間メディアを運営することによって、検索からの継続的な流入が見込めるようになるという点。
自社で運用できる体制が整っていれば、少ない予算であっても、ガンガン運営していけるのが大きな強みでもあります。
リスティング広告運用
GoogleやYahoo!などの検索エンジンに、広告を出稿して流入を図るのがリスティング広告運用です。
KWを検索すると画面上に「広告」が表示されるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
リスティング広告は、予算さえ投下できるのであれば、簡単に流入が見込め、成果として現れやすいという特徴があります。
とにかく早く結果を欲している方にとっては、おすすめの手法ではありますが、逆に予算を投下できないのであれば、成果が見えにくいというデメリットもあります。
SNS運用
Webサイトと連携してSNS運用を行っていくのも、流入を伸ばす手法としては効果的です。
SNSは顧客とも密にコミュニケーションが取りやすいことから、運用していくことで、自社のコアなファンを増やすこともできます。
また最近では、SNSでの権威性がWebサイトに反映されているケースも少なくないので、Webサイトの流入にも良い影響を与えることが分かっています。
ただ誤った使い方をすると、炎上して逆に信用性を落とすことにもなりかねないので、運用方法には注意が必要です。
Webサイトの分析・解析
担当者がどこまでの業務を担当するかにもよりますが、Webサイトの分析・解析を行う業務を任されることもあるでしょう。
継続的にWebサイトを運用していくには、行った施策に対してどのような結果があったのかを分析し、次につなげていくという工程が重要になります。
Googleアナリティクスを見て、どのような結果が出ているのか、それを元にどのような施策を打っていくのかを考えることは、運用する上で非常に重要な要素のひとつです。
Web担当者になったら絶対に必要な3つの知識
Webマーケティングについて、全く知識がない状態だと、どのような知識を身につけたらいいのか分からない方も多いですよね。
主にWeb担当者として必要な知識は大きく分けて3つです。
- Webマーケティングの基礎知識
- 具体的な施策の知識(SEO・広告・SNS)
- Webサイト分析・解析の知識
3つの知識があれば、基本的にWeb担当者として必要なことは身につくはずなので、ぜひ意識して身につけてください。
Webマーケティングの基礎知識
まずそもそも「Webマーケティングとは何か」が分かっていなければ、細かい施策を実行していくことはできません。
先述したように、ひとくちにWebマーケティングと言っても、行うべき施策は様々。
Webマーケティングの全容を理解した上で、自社はどこが改善点で、どこに注力すれば良いのかなどを決定していく力が重要視されます。
Web担当者として結果を出していくためにも、まずは基礎知識から学ぶのも重要な要素であると言えるでしょう。
具体的な施策の知識(SEO・広告・SNS)
具体的にどのような施策を行っていくのかに関しては、かなり知識が必要になります。
自社で現在行っている施策だけが、Webサイトの結果を100%最適化できているとは限りません。
今は行っていない施策も、もしかすると自社にとってベストな結果が出るような施策である可能性もあるのです。
各施策とも実行しつつ、さらなるインプットを重ねていくことが、Webサイトを運用する上で非常に重要なことなのです。
Webサイト分析・解析の知識
PDCAを回しながらWebサイトを運営していくためには、分析・解析などの業務も常に平行して行っていくことが重要です。
Webマーケティングは一朝一夕で結果が出るものではありません。
結果から何を見て、どう施策に活かしていくかを具体的に考えていくことが重要であるため、解析・分析を行う知識も欠かせないものなのです。
上手に運用していくためにも、データをきちんと読み取る力をつける意識づけをしておきましょう。
Web担当者必読!最低限読むべきWebマーケティング本10選!
今回は先述した必要な知識ごとにカテゴリー分けして、Web担当者が最低限読んでおくべき書籍を10冊ほどリストアップしました。
全く知識がない担当者の方でも、これさえ読んでおけば、業務に関する知識はひと通りつけられるはずなので、ぜひ参考にしてみてください。
Webマーケティングの基礎知識が学べる本
沈黙のWebマーケティング
Webマーケティングが分からない人にとっては、最高の指南書ともいえる本著。
そもそもWebマーケティングとは何かという概念から学ぶことができ、戦略までかなり細かく落とし込まれている書籍でもあります。
ペルソナ設計やカスタマージャーニーマップの作成など、具体的にどのような戦略を取っていくべきか分かりやすい一冊です。
マンガで分かるWebマーケティング 改訂版
概念としてのWebマーケティングを学ぶなら、マンガで分かりやすく学べるので、とてもおすすめしたい一冊です。
かなり本質的な内容について触れており、むしろマンガの解説は補助的に使われることが多いので、内容の濃さに関しては定評があります。
また本書の後半では、Webマーケターとしてのキャリアパスについても紹介されているため、本格的にそちらの道に進みたい方にも参考になるでしょう。
データドリブンマーケティングーーー最低限知っておくべき15の指標
本の表紙に「Amazon社員の教科書」ともあるように、データを使ったマーケティングについて解説された書籍です。
Webマーケティングよりもっと広い意味で、デジタルマーケティングの考え方が学べる本で、データをいかに可視化するかの重要性が記載されています。
データをどのように使うかあまり分からない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
具体的な施策の知識(SEO・広告・SNS)が学べる本
SEO:10年使えるSEOの教科書
小手先のSEOテクニックではなく、「10年使える」とあるようにSEOに関する根本的な考え方が学べるのが本書の特徴です。
検索エンジンとは何なのか、SEOとは何かを学ぶにふさわしい本なので、SEOについて全く分かっていない方はぜひ一読ください。
SEO:沈黙のWebライティング
「結果が出る記事コンテンツはどのようにして書いたらいいのか」という点に絞って解説しているのが本著です。
よくSEOライティングのバイブルとしても紹介されており、記事を書く上で必要なことなどを解説しています。
もし自社でSEOの記事コンテンツを内製化するなどの機会があれば、必ず役に立つ一冊であることは間違いないでしょう。
広告運用:アドテクノロジーの教科書
デジタル広告の仕組みや技術について具体的に解説しているのが、本著の特徴です。
お金さえ支払えば、すぐに顕在的なユーザーに対してリーチできるため、広告運用を施策として選択している企業も多いでしょう。
デジタル広告の世界は、今後ますます成長していく見込みで、広告運用の形も大きく進化していくと考えられています。
Web担当者として、仕組みや構造について根本から理解しておきたい方におすすめの一冊です。
広告運用:いちばんやさしいリスティング広告の教本
GoogleやYahoo!などへのリスティング広告を出稿し、最適化するためには何が必要なのかについて具体的に解説している一冊です。
もしリスティング広告を考えていて、どんなものなのか知りたいのであれば、間違いなく一読しておいて損はないでしょう。
仕組み・運用方法・分析など一通りすべて学ぶことができるため、広告運用を考えているならぜひ読んでみてください。
SNS運用:SNSマーケティング「SNSマーケティングのやさしい教科書(Facebook・Twitter・Instagramーつながりでビジネスを加速する技術)」
「SNS運用を実行しようと思って他社の見よう見まねで運用してみたものの、なかなか結果が出ない・・」という企業担当者は非常に多いもの。
簡単かつ無料で行える利便さはあるものの、本質的にSNSマーケティングを行おうとしている企業は少ないです。
本著では、なんとなくではなく、どのように運用すればいいのか、成功事例も交えて具体的に解説しています。
Webサイト分析・解析が学べる本
現場のプロがやさしく書いたWEBサイトの分析・改善の教科書
基本的なGoogleアナリティクスなどの解析ツールの使い方が学びたいなら、絶対に一冊持っておくべきです。
Webサイトにおけるコンバージョンを増やすために、具体的に何を行えばいいのか解説しているため、分析をどう活かせばいいのか分かりやすいのが魅力。
現場で使えることを念頭においているため、実践的に使えるのも嬉しいポイントであると言えるでしょう。
Googleアナリティクス 分析・改善のすべてがわかる本
先程同様に、Googleアナリティクスを具体的にどう活かしていけばいいのかについて具体的に解説しています。
著者の小川卓さんは、早稲田大学理工学部を卒業後、Web業界でサイトデータの解析を行ってきた第一人者でもあります。
プロが実際どのようにサイトを運用しているのかを知れるという意味でも、分析方法についての理解が深まる一冊です。
番外編:Webマーケティングを独学で学ぶ方法
先述したような本を読んで、理解が深まったなら、すぐに実践してみるのがWebマーケティングが上達する1番の近道。
結果を出す上で効果的なのが、自分でWebサイトを作って運営してみる方法です。
もちろん業務でも施策を行うことで知見は得られますが、あくまでも会社のサイトなので、自由に施策を決められないことも多いでしょう。
実際に自分でブログやサイトを運営してみると、より「自分ごと」として捉えられるようになるので、施策への理解度も圧倒的に深まります。
実践的に学習したいのであれば、実際に自分のサイトを作って学んでみると、より深い知識が身につけられるので、おすすめです。
まとめ|本を読んでWebマーケティングの最低限の知識をつけよう
Webマーケティングは知識をつけることによって、圧倒的にサイトの結果に差が出てくるもの。
特にWeb担当者の方は、浅くてもいいので広く知識を持っておくと、社内での運用も円滑に行うことができるようになります。
まずは知識をインプットすることで、実際に行う施策の質も大きく向上するはず。
知識のないWeb担当者の方は、ぜひ本記事を参考にして、数冊書籍を読んで、Webマーケティングにおける最低限の知識をつけておくようにしましょう。