楽天市場のペナルティは「違反点数制度」で決まり、違反ごとの点数が1年間(1月1日~12月31日)で累計され、35点・55点・75点・80点・100点の到達時に、ランキング掲載の制限、検索順位ダウン、違約金などの措置が段階的に実施されます。
- 35点と55点の措置(各7日間・各14日間の制限)は、講習を受けると免除されます。
- 75点以上では違約金(70万円~)がかかり、100点に達すると原則として契約解除です。
- 重大な法令違反などでは、点数にかかわらず出店停止や契約解除の措置がとられることがあります。
この記事は2026年11月1日時点の情報で更新しました。
違反点数制度とは
違反点数制度は、楽天市場の安心・安全に関するガイドライン(PDF)で定められている仕組みです。出店者に違反行為が確認されると、別に定めた違反点数が加点され、累計点数(違反レベル)に応じて各種の制限や違約金の徴収などの措置がとられます。制度は2016年9月1日に始まり、2019年3月28日に改定されています。
- 点数の記録期間は1年間(1月1日~12月31日)で、毎年1月1日にリセットされます。
- 加点猶予期間が設けられている違反行為は、その期間中は加点されません。
- 違反の内容や程度によって、点数が個別に調整されることがあります。
累計点数ごとの措置
| 違反レベル | 累計点数 | 主な措置 |
|---|---|---|
| レベルⅠ | 35点 | ランキング掲載制限・検索順位ダウン・一部の楽天市場の媒体への掲載制限(各7日間)、WEB講習 |
| レベルⅡ | 55点 | 同じ3つの制限(各14日間)、対面講習 |
| レベルⅢ | 75点 | 同じ3つの制限(各21日間)、違約金70万円 |
| レベルⅣ | 80点 | ランキング掲載制限・一部媒体の掲載制限(各28日間)、一時改装中(14日間)、違約金140万円 |
| レベルⅤ-A | 100点 | ランキング掲載制限・一部媒体の掲載制限(各56日間)、一時改装中(28日間)、違約金300万円(損害額がこれを上回る場合は損害額に応じた金額) |
| レベルⅤ-B | 100点 | 原則として契約解除 |
レベルⅠ・Ⅱの各種制限は、講習を受けると免除されます。レベルⅢ以上で講習を受けていない場合は、受講が必須です。100点に達した場合は原則として契約解除となり、継続が認められた場合はレベルⅤ-Aの措置と点数のリセットが行われます。
点数の対象になる行為の例
| 行為 | 違反点数 |
|---|---|
| 背景と同じ色の文字など、見えない文字(隠し文字)を入れる | 35点 |
| 検索結果での重複表示を狙って、同じ商品を複数登録する | 35点 |
| 事前審査が必要な直送品(メーカー直送・海外直送)を審査なしで扱う | 35点 |
| A店舗のR-Mail機能でB店舗のメールマガジンを送る | 35点 |
| 商品画像登録ガイドラインに反する第1商品画像 | 5点 |
点数は行為ごとにガイドラインの一覧で決められています。一覧はPDFで公開されているので、自店の商材に関わる項目を確かめておきましょう。
点数とは別の措置
同じガイドラインには、重大な法令違反が確認された場合や、利用者保護のため緊急の措置が必要な場合などは、修正対応期間を設けずに、出店規約第21条に基づく出店停止措置や第26条に基づく解除・解約措置をとる場合があると書かれています。出店規約第21条では、出店停止のほか、表示したコンテンツの削除や出店停止理由の公表などの措置も定められており、措置の間も出店料とシステム利用料の支払い義務は続きます(楽天市場出店規約)。
また、不適切な検索対策行為ガイドラインなどでは、点数とは別に、違反した商品の楽天市場内での露出が低下する可能性があるとしています。
違反を防ぐためにできること
- 自店の商材に関わるガイドラインのPDFを読み、点数の一覧を確かめる
- 商品名・画像・説明文の登録ルールを社内で決め、登録前に確認する
- 外部に作業を任せる場合も、違反の責任は店舗にあることを共有する
- RMSに届く通知を毎日確認し、修正対応期間のうちに直す
- 判断に迷う場合は、担当のECコンサルタントに確かめる
違反の通知が届いたとき
違反点数制度では、違反の確認から点数の確定・通知までの流れと、修正対応期間が定められています。通知を受けたら、指摘された箇所をすぐに直し、同じ種類の記載がほかの商品ページにないかもあわせて確認しましょう。レベルⅠ・Ⅱに達した場合は、講習を受けることで各種制限が免除されます。
まとめ
楽天市場のペナルティは違反点数制度で決まり、1年間の累計が35点・55点・75点・80点・100点に達するごとに、ランキング掲載の制限、検索順位ダウン、違約金、契約解除などの措置が段階的にとられます。35点・55点の制限は講習で免除できますが、重大な違反では点数にかかわらず出店停止もありえます。ガイドラインのPDFで自店に関わる項目を確かめ、登録前のチェックを習慣にしましょう。
参考資料
- 楽天市場「規約・ガイドライン(安心・安全)」PDF(違反点数制度、取扱禁止商材・禁止行為ガイドライン)(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「楽天市場憲章・楽天市場出店規約」PDF(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「規約・ガイドライン(店舗運営)」PDF(2026年11月1日確認)


