平山 大樹 AB通信 運営責任者
AB通信 編集部が、企業・行政の公式発表や決算資料などの一次情報を確認して書いています。運営会社・編集方針
楽天市場の出店プランは「がんばれ!プラン」「スタンダードプラン」「メガショッププラン」の3つで、月額出店料は25,000円・65,000円・130,000円(税別)です。2027年2月1日からは34,000円・90,000円・181,000円(税別)に改定されます。
- 全プラン共通で初期登録費用60,000円(税別)と、売上に応じたシステム利用料・楽天ポイント原資・楽天ペイ利用料などがかかります。
- 法人と個人事業主(開業届を出している人)が出店でき、すべての事業者が出店審査を受けます。
- 申込から開店までは通常1か月半~2か月が目安です。
この記事は2026年11月1日時点の情報で更新しました。
3つの出店プランと月額出店料
楽天の「プラン・費用」によると、出店プランは次の3つです(すべて税別、契約期間は1年)。
| プラン | 月額出店料(2027年1月31日まで) | 2027年2月1日以降 | 支払い | 登録可能商品数 | 画像容量 | システム利用料 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| がんばれ!プラン | 25,000円 | 34,000円 | 年間一括払 | 10,000商品まで | 1.5GBまで | PC 3.5%~6.5%、モバイル4.0%~7.0% |
| スタンダードプラン | 65,000円 | 90,000円 | 半年ごとの2回分割払 | 50,000商品まで | 100GBまで | PC 2.0%~4.0%、モバイル2.5%~4.5% |
| メガショッププラン | 130,000円 | 181,000円 | 半年ごとの2回分割払 | 無制限(初期値200,000商品) | 無制限(初期値100GB) | PC 2.0%~4.0%、モバイル2.5%~4.5% |
改定後の料金は、楽天の「楽天市場の新たな取り組みと基本出店料改定について」(2026年9月17日発表)によるものです。2026年2月1日~2027年1月31日にアカウントを発行した店舗には、2027年5月31日まで旧料金を適用する経過措置があります。分割払い(スタンダードプラン分割は70,000円→97,000円、がんばれ!プラン分割は28,000円→39,000円)も改定されます。
公式ページは、目標月商が約178万円を超えるとスタンダードプランがいちばん割安になると案内しています。システム利用料の料率が低いためです。
自分に合うプランの選び方
目標の月商で選ぶ
がんばれ!プランは月額出店料が安い代わりに、システム利用料の料率が高く設定されています。売上が増えるほど料率の差が大きくなるため、公式ページでは、目標月商が約178万円を超えるとスタンダードプランが割安になると案内しています。2027年2月1日以降の月額出店料でも比べられるよう、公式の料金シミュレーションで両方のプランを試算しておきましょう。
商品数と画像の量で選ぶ
登録できる商品数は、がんばれ!プランが10,000商品、スタンダードプランが50,000商品までです。画像容量はがんばれ!プランが1.5GB、スタンダードプランが100GBまでで、公式ページでは、上限に達すると新しい画像を使った商品ページの登録が難しくなることがあると注記されています。色やサイズ違いが多い商品や、1商品に多くの写真を使う商材は、画像容量にも余裕のあるプランを選びましょう。
支払い方法も確かめる
月額出店料は、がんばれ!プランが年間一括払い、スタンダードプランとメガショッププランが半年ごとの2回分割払いです。開店前の資金計画に組み込んでおきましょう。
全プラン共通の費用
| 費用 | 金額(税別) |
|---|---|
| 初期登録費用 | 60,000円 |
| 楽天ポイント | 楽天会員の購入代金(税抜)×付与率(通常1.0%) |
| 楽天スーパーアフィリエイト | アフィリエイト経由売上の2.6~5.2% |
| 取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料 | 月間売上高の0.1% |
| 楽天ペイ利用料 | 月間決済高の2.5%~3.5% |
| R-Messe月額固定費 | がんばれ!プラン3,000円、ほか5,000円(無料期間中、終了時期未定) |
公式ページの料金シミュレーションでは、月商50万円などの条件で概算を出せます。結果は目安で、実際の請求額を約束するものではないと注記されています。
使い方によってかかる費用
- 楽天スーパーアフィリエイト:公式の料金シミュレーションの条件では、アフィリエイト経由の売上に商品ジャンルごとの料率(2.0%~4.0%)をかけたパートナーへの報酬と、その報酬の15%~30%のシステム利用料がかかるとされています。公式ページでは、合計の目安をアフィリエイト経由売上の2.6~5.2%と案内しています。
- R-Mail(メールマガジン):基本料金(月額)は無料で、配信数に応じて1通あたり1円の配信料がかかります。楽天が提供する送信リストを使うと、条件付きで週1回無料で配信できます(楽天市場「R-Mail」)。
- R-SNS:Facebook、Instagram、LINE公式アカウント、ROOMを店舗運営に使える有料サービスで、月額利用料は3,000円(税抜)です。契約していない店舗は、店舗ページでSNSアカウントを宣伝できません(楽天市場「R-SNS」)。
- 広告費:RPPなどの広告は、出店料とは別にかかります。
出店できる人と出店審査
楽天のよくあるご質問によると、法人のほか、税務署に開業届を出している個人事業主も出店できます。すべての事業者が出店審査を受け、審査結果の理由や基準は公表されていません(出店の注意事項)。
- 出店申込書と審査書類をWebで入力・提出する
- 取扱商材に必要な営業許可・資格の書類(古物、酒類販売、食品営業、医薬品販売など)と商材の写真を用意する
- 登記簿謄本の提出を求められる場合がある
- 個人事業主は住民票・印鑑証明書(契約開始日より3か月以内に発行)と実店舗の写真も用意する
審査の詳細は楽天市場の出店審査の記事で解説しています。
申込から開店までの流れ
| ステップ | 主な内容 |
|---|---|
| 出店申込 | Webで申込み、出店審査を受け、重要事項を確認して申込書をアップロード(2週間~1か月) |
| 契約 | 利用開始日にRMSのIDが届き、この日から課金開始。20日以内に初回出店料を入金 |
| オープン準備 | RMSで店舗を作り、決済・配送を準備。オープン希望日の5営業日前までにオープン審査を申請(3週間~1か月) |
| 開店 | 販売開始 |
課金は店舗オープン日ではなく利用開始日から始まります。準備に時間がかかると、売上がない期間も出店料がかかる点に注意しましょう(開店までの流れ)。

出店前に知っておきたい注意点
- 楽天市場外へのリンクやURLの記載は禁止で、「電話・FAX・メールでの注文可能」などの記載も課金回避行為として禁止されています。
- 楽天市場で集めた顧客情報を使って自社サイトの広告をすることは禁止です。退店後は商品データや顧客データが消去されます。
- 出店後に、申込書に書いていない審査商材を扱う場合は別途審査が必要です。
- 契約期間は利用開始日から12か月で、1か月前までに書面で連絡しない限り自動更新です。
まとめ
楽天市場の出店プランは3つで、月額出店料は2027年2月1日から改定されます。初期登録費用60,000円(税別)と売上に応じた手数料もかかるため、公式の料金シミュレーションで目標月商に合わせて試算しましょう。出店審査とオープン審査があり、課金は利用開始日から始まるので、書類と店舗づくりの準備を早めに進めるのがポイントです。
参考資料
- 楽天市場「プラン・費用」(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「楽天市場の新たな取り組みと基本出店料改定について」(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「開店までの流れ」(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「出店審査や規約、取扱商材の注意事項」(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「よくあるご質問」(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「R-Mail」(2026年11月1日確認)
- 楽天市場「R-SNS」(2026年11月1日確認)


